タイトルを見てピンと来る人は、おそらくは由緒正しきソフトウェアエンジニアなのだろうと思う。
言わずと知れた、ブルックス先生の「人月の神話」に収録された1つである。
結論から言うと常に銀の弾丸はないと言われ、これから先しばらく銀の弾丸は現れないと言われていた。
以下に現役ITエンジニアとして今日までに感じた「銀の弾丸の近況」をメモする。
その一方で、とても喜ばしい1つの風潮がある。
大手SIer各社における「オーダーメイド型」から「既製品提供型」への移行である。
何故か、を話す前にとても大雑把な「銀の弾丸などない」の個人的な解釈をすると「無駄なものを作るな」が本質的な話であると思っている。
語弊があるかもしれないけど、作らなければプロジェクトの炎上リスクは大きく低減するはずである。
そして、大手SIerは人月型商売に限界を見出し、前述のような風潮にある。
これは歓迎すべきことなのだろう。
これに限らず、概ね、あの論文で触れられた内容な実現されそうな雰囲気がある。
銀の弾丸は未だにないけど、銀の弾丸の完成に確実に1歩ずつ近づいている様子はある。
まだ、IT分野への希望を捨てないで生きていこうと思う今日この頃である。
そう感じている私は、いわゆる元請とか、大企業とか言われるような場所のゴリゴリの技術職である。
それと、もう1つ重要かもしれない点は私はどちらかというと「既製品を作る側」にいる点。、
だから歓迎している側面もあるのかもしれない。
最後に
「これに限らず、概ね、あの論文で触れられた内容な実現されそうな雰囲気がある。」と書いたものの、
実現される雰囲気がないことが1つあるとしたら、それは間違いなく要件定義に関する部分である。