2019-05-20

銀の弾丸などない

タイトルを見てピンと来る人は、おそらくは由緒正しきソフトウェアエンジニアなのだろうと思う。

言わずと知れたブルックス先生の「人月神話」に収録された1つである

結論から言うと常に銀の弾丸はないと言われ、これから先しばらく銀の弾丸は現れないと言われていた。

以下に現役ITエンジニアとして今日までに感じた「銀の弾丸の近況」をメモする。

やはり、銀の弾丸になり得るものは未だにないと感じる。

その一方で、とても喜ばしい1つの風潮がある。

大手SIer各社における「オーダーメイド型」から既製品提供型」への移行である

何故か、を話す前にとても大雑把な「銀の弾丸などない」の個人的解釈をすると「無駄ものを作るな」が本質的な話であると思っている。

語弊があるかもしれないけど、作らなければプロジェクト炎上リスクは大きく低減するはずである

そして、大手SIer人月商売限界見出し、前述のような風潮にある。

これは歓迎すべきことなのだろう。

これに限らず、概ね、あの論文で触れられた内容な実現されそうな雰囲気がある。

銀の弾丸は未だにないけど、銀の弾丸の完成に確実に1歩ずつ近づいている様子はある。

まだ、IT分野への希望を捨てないで生きていこうと思う今日この頃である

そう感じている私は、いわゆる元請とか、大企業とか言われるような場所ゴリゴリ技術である

他の領域から見たらどう映るのだろうか。

それと、もう1つ重要かもしれない点は私はどちらかというと「既製品を作る側」にいる点。、

から歓迎している側面もあるのかもしれない。

昨今の風潮は現場IT関係者にどう映るのか。

最後

「これに限らず、概ね、あの論文で触れられた内容な実現されそうな雰囲気がある。」と書いたものの、

実現される雰囲気がないことが1つあるとしたら、それは間違いなく要件定義に関する部分である

ここについては元請企業として重大に反省し、改善していく必要がある部分だろうと思う。

それと同時にユーザ側の反省必要だと思われる。

この1点についての銀の弾丸材料が上がるといよいよ銀の弾丸の姿も見えてきそうだと感じている。

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