ベビーカーで満員電車に乗ることの是非を書いた記事がいくつかバズっていてたのですが、「お前が好きで子供を作ったんだから他人に迷惑をかけず勝手に育てろ」という発想をしている人が多いことに衝撃を受けました。
「結婚しない自由」「子供を作らない自由」が個人に与えられているのは事実ですが、「社会の維持のために、一定数以上の子供を産み育てていくことが必要」なことも揺るぎない事実です。
たとえあなたが一生結婚せず子供を作らない生き方としても、あなたの生活の維持のために誰かが子供を産んで育てなければなりません。
誰かの給料や報酬は、消費者が何らかの商品やサービスの対価として払った代金がまわりまわってきたもの。
子供が減れば社会の構成員が減り、消費者が減り、まわりまわってあなたの収入が減ります。
年金も減ります。労働者が減って必要な社会インフラさえも維持できなくなるかもしれません。
「子供を産まない自由」はあっても、「社会の構成員として子供を育てない自由」は無いのです。
こんな当たり前のことを理解できていない「年を取っただけの子供」が一定数存在する社会になってしまったことを慨嘆しています。
百歩譲って(今の子供が大人になるころには存命している可能性が低い)高齢の方がそのような発想になるならばまだわかりますが、これから数十年間は社会で生まれ来る子供たちに支えられて生きていくあろう若い世代にも自己中心的な思想が蔓延してしまったら手遅れです。
私は社会の構成員として、そして子を持つ親として人の温かさに触れることが多いため、まだまだ日本の大人を信じています。いえ、信じたいです。
満員電車でベビーカーを見たときに舌打ちをしそうになったならば、「年をとっただけの子供」になってしまうかどうかの瀬戸際にいると思ってください。
これ以上減るもんなんてねええんだよおお
いや満員電車のまま運用している鉄道会社責めたほうがよくね? 実際、満員でのベビーカーって危ないでしょ
いや満員電車のまま運用している鉄道会社責めたほうがよくね? 実際、満員でのベビーカーって危ないでしょ