2019-02-28

卒業の季節

はいい歳した大人である

だが、何を思ったか社会人から専門学校に入り、それもそろそろ卒業

授業も全て終わり、あとは卒業式を待つだけ。

学生生活は楽しかった。

時に勉強は苦しかったけど、何より楽しかった。

働いてから学生に舞い戻るという夢のような時間は何物にも代え難かった。

親友、という言葉を使う事自体に少し違和感があるが、そう言えるような友人もできた。

普通なら接する機会もない18歳〜20歳の子達と同じ目線勉強したり、時にははしゃいだり。

周りはほぼ若いなのだが、その中でも一際しっかりしている子がいる。

やる気に溢れた素晴らしい子で、学生のうちにやれる事を全てやりきりたい!と自分から様々な事を企画したり、発信したり。もちろん休日放課後学校勉強したり。奨学金を受け、その返済と生活費にとバイトもし。卒業後のビジョンをイキイキと語る彼女はとても輝いていた。自分若い頃を思うと恥ずかしくなってしまう程に。

・「私、実家に帰る事にしたんです。この道諦めようと思って」

数日前彼女から突然こんな事を言われた。

びっくりして声が出なかった。

あんなに勉強に打ち込んでたのに??どうしたんだろう?まぁ、まだ若いし家庭の事情や心境の変化もあるよな。この子自分で選んだのなら、どんな道でもしっかりとやっていけるさ。

そんな能天気な事を思ったり言ったりしていたのだが、原因はセクハラだった。

しかも、みんなから一番信頼されていた人物からだ。私ももちろん信頼していたし、知った今でもその人物セクハラ行為が結びつかない。それくらい、クリーンな印象を持つ人物

あんなにイキイキと夢を語り、苦しい環境の中誰よりも努力してきた彼女は、誰よりも一番信頼していた人に裏切られた。将来を潰された。人生台無しにされた。

同じ学生という立場ではあるが、大人として何かできなかったのか、どうすれば良かったのかわからない。もちろん、知ったからといって出しゃばる権利などないし許されないだろう。

とにかく、とにかく、悔しくて仕方がない。

の子人生、返して。

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