2018-12-27

サラリーマンとしてのゴブリンスレイヤー

なかなかにまれた2018年秋アニメの中で自分に一番ヒットしたのがゴブリンスレイヤーだった

かいがいしい女神ちゃんかわいいだけで視聴継続していたのだか、物語のものがなかなかに趣深かった

この作品の中で主人公ゴブリンスレイヤー作品世界の中での最強クラスキャラでもなく、何か特殊能力があるわけでなく、自分能力を如何に雑魚であるゴブリン効率よく殲滅するかだけに使うことに特化したキャラとして描写されている。

まあそうなった原因は幼少期の体験にあるという、過去から何十番と煎じられた話である

(結果「心が壊れた」と作中で描写されている有名キャラFate主人公とか)

この作品の中で他と異なる色彩を放つのは、作品世界の中で存在が明示されているスーパーキャラ別にいるということである世界の脅威はこの勇者によって解決されるのであるが、勇者自分たちの街を常に守る存在ではない。

その中でゴブリンスレイヤーはこの自分たちの街を守る存在として描写される。

ゴブリンスレイヤー凡庸冒険者よりは強い存在であるが、別に特別強いというわけではない。本人もそれを自覚しているし、自分限界を知っている。

その限界の中で自分の守れる範囲自己犠牲をして人々の生活を守ろうとする。

そして自分はその姿勢にある種の憧憬を感じるわけである

ほぼ大抵の人は自分が地上の勇者でなく、なんでもないただの人だと自覚する。

その諦めの感覚は救いでもあるのだが、現状維持麻薬でもある。

麻薬に溺れず、たとえ勇者でなくても街の戦士として必死になれば何か得られるのではないか

そう思わせる内容であった。

何が言いたいかというと女神ちゃんかわいい

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