とか言って今のバンドの演奏をドヤ顔して批判するオッサンいるけどさ、味がないのは演奏じゃなくて機材とミックス側の問題じゃねーの?って思う。
ミックス段階でコンプかけまくって音圧の強い耳障りの良い音にしたりとか。
機材だと「真空管アンプ至上!」みたいなプレイヤーも減ってきてるだろうし、「真空管アンプじゃないと嫌」みたいな頭の固いオッサンの耳に馴染まないのも、まぁ理解できる。「音響技術がショボかったからこその音」というか、サンプリングでは空気感までは再現出来ないような音は、今のバンドでは当然使えないから、そういうのを以て「味がない」と言い出すのも、まぁわからない話じゃない。
ただ、正直俺に言わせてもらえば、味味言うけど、昔のバンドだって、楽器そのものの良さが台無しな変なサウンドが流行ったり、音響技術がないせいで、ボーカルが基本的にハイトーン一辺倒だったり、今考えたら微妙だった事なんてクソいっぱいあっただろ。そもそもの音響技術がショボかったせいで、今でも持て囃されてるビートルズの当時の音源聴くと音圧も薄くて雑音だらけだし、それより昔のエルヴィスの時代まで遡ると、耳障りで聴けたもんじゃない。
「今のバンドは味がー・・・」みたいなオッサンに「チャックベリーは古過ぎて聴いてない」とか言われた時には笑ったぞ。チャックベリーこそめちゃくちゃ「味」あんだろがwと。
ちなみにうちのおじいちゃんは、そういうオッサンが聴いてるような音楽を「うるさい」と一蹴するからな。
音楽の好みなんて、味覚と一緒で「慣れ親しんだものが一番オイシイ」もの。昔の音楽に慣れ親しんだオッサンの言う「味がない」なんて、「味が好みじゃない」ぐらいの意味でしかない。お前らの言う「味」ってなんだよwと。
見てろよ?数十年もすれば、今の若い子たちが「今の若いバンドは味がない」とか言い出すから。
そもそも、今の若いバンドがやってる音楽と、オッサンの聴いてたバンドの音楽じゃ、ラーメンと中華料理並にジャンルが違うのに、いちいち比較するなよ。と。
逆に味つきすぎだろみたいなバンド多い気がするけどな やばいTシャツだのセカオワだのゴールデンボンバーだのWANIMAだの