正直、いま目の前が全く見えなくって日々頭を抱えている
イラストの仕事をしはじめて既に5年、幼い頃から密かに出ていた嘔吐恐怖症が10代後半で自分の首を絞め
外に長時間出ることも、外で食事をとることも出来なくなり、幼い頃から好きだからと続けていたイラストで何とか生活をしていた
在宅で仕事ができること、家にいてもお金を得ることができる事実に感謝をしている反面
イラストの会社とのつながりもなく、イラストの仲介業者に頼り仕事を紹介してもらっているが
勿論、正規の値段はこちらに入ってくることはない仲介にも幾らか入る状態
そんな状態で今はイラストの値段が「1枚12000円」がざらな状態
ミニキャラでもない、自分でデザインをして、ラフをかいて、下書きをして、線画工程をし、色を塗って12000円
勿論交渉はする「その値段では到底無理だと」
周りのイラストの会社に勤めている人々も、ネットの人々も口をそろえて言う「そんな単価の安い仕事は断れ」
その収入があると無いとでは大きな違いがある、病院にもいける食事もとれる、とりあえずは生きていける
それにもしここで断って、仕事が来なくなってしまったらどうすればいい
入金は2か月後なんて会社もざらにある、もしその期間に仕事がなにも来なかったらどうする
そう考えると断るに断れなくなっていく
仕事の紹介もたくさんあるわけではない、ひどい時には月の収入が3万以下の時だってある
今はありがたいことに、親との同居で雨風に困ることもないがこのまま親に頼り続けるなんてことはできない
親にただただ申し訳がない
どこかに就職をしたい、でも自分の学歴や、どこかの会社で正社員として勤めたことがない事実
フリーランスとして働いてきた長い期間のこの空白の期間
そして、このままならない体をどうしていけばいい
好きだったものは、今になっては必死に食つなぐ唯一の命綱で、その命綱は世間でいうひどく安い単価でとられていく
仕事に必死な分、好きな絵を描く時間もない、描いた絵はなかなか世に出ない、名前も表記されない、宣伝も出来ない
褒められることもない、毎日毎日修正の言葉ばかりで自分の絵は本当に世間でいううまいものに入るのかも解らなくなってきた
私は何のためにいきてるんだろうか、なぜ死ぬことを許されないんだろうか
こんなにも人に迷惑をかけるぐらいなら、自分の相場はその程度だといわれているなら
そう考えることが日に日に多くなっていく