毎日読んでるブログなんてこれぐらいで、毎朝ゲス成分を注入してベッドから起き上がる活力をもらってた。
あの日はたまたまツイッターを先に見ていたので、何が起こったのか現実味のないまま、手グセでhagexさんのブログを開いては更新されないページを見て胸が詰まった。すぐに履歴から消した(ブックマークはしていなかった)。
その日のテレビはサッカーの話題だらけで、良かったと思った。何の知見もない情報番組のバカなタレントにコメントされたくなかった。
翌日のテレビは多少報道されていたけど、テレビ越しに見るそのニュースは何だか遠いどこかで起きているみたいで、私の知っているものとどう繋がるのか理解できなかった。危惧していたようなセンセーショナルな報じられ方もされなかった。世間の人が否定したいインターネットの闇世界、を主張するには十分なニュースだったと思うんだけど、なんだか違和感があった。
翌日からはほとんどテレビニュースでは見なくなった。同じニュースを繰り返し繰り返し何度も何度も突っつく暇な情報番組でもほとんど取り上げられない。
そうこうしているうちに今度は小学校を舞台にした事件が起きた。あ、これはもうhagexさんの事件テレビで取り上げられないな。と悟った。加害者が20代の若者、子どもの存在が容易についてしまう町が現場になってしまった事件。どう考えても40代のおじさん同士のいざこざより世間の興味がある。そんなことを考えてしまった。そもそもそういう意味では元からそこまで強いニュースじゃなかったんだと思う。だから、センセーショナルな雑な報道もされなかったんだろう(低能の名付け親がhagexさんみたいに見える見出しくらいで)。
自分でもよくわからないのだけど、なんだかホッとしている自分がいる。私はまだはてなを見ていたい。はてなの中にいたい。今回の事件で世間一般からはてなが危険視されるのが嫌だった。
ああ、でももうhagexさんの記事は読めないんだよなぁ。なんでこんなことになったのかな。みんなもうこの話するのやめよう、と思う自分と、この話を忘れてしまったら本当にhagexさんがいなくなってしまうよ、と思う自分に挟まれている。