チーターっていう言葉がある。動物じゃなくて、オンラインゲームなどでツールを使っている人を指す言葉のほう。
最初この言葉を見たとき、動物の音で認識していたような気がする。セーターと同じアクセント。新語だって分からなかったから当然なんだけど。
でも、しばらくしてからチーターって表記が新しい意味を現す言語であることに気が付いた。なるほど、「チート」が擬人化(でいいのかしらん)して「チーター」になってるのねって感じ。
どういうふうかっていうと、「チー」と「ター」双方にアクセントを置いた発音。童貞と似たようなアクセントになると思う。
当時はそれほど意識していなかったのだけれど、つい今しがた、ふと二つの言葉を誤認しないよう無意識のうちに音を変えていたのかもしれないなあって思った。
人間ってすごいな。日本語って面倒くさいもんなって、ちょっとばかり感心していたのだけれど、まてよ、例外もあるじゃないって結構すぐに思い直した。
「きりん」である。アフリカのサバンナに生息している野生動物、十二国記にも登場した想像上の生き物。この二つはどちらも平坦な音を用いて認識していた。車輪みたいなアクセントで。
夜間と薬缶は違う。マウス(動物)とマウス(機械)は同じだった。像と象も同じ。あとはあんまり思い浮かばなかった。疲れちゃった。あとで同音異義語のサイトでも見てみよう。
人は同音異義語を特別音を変えて覚えているようにはなっていないのかもしれない。いや、案外と認識の上では音を変えて覚えているのかもしれない。
日本語の同音異義語は多様な気がするから、ちょっと調べてみると面白いのかもしれない。面倒だから多分しないけど。
チーターという言葉は、どうして認識の中で音を変化させたのか。
動物と人っていう違いがあったせいなのかもしれない。あるいは「ドラマー」っていう音と似ているからなのかもしれない。チーターはチートを擬人化しているからそう認識したのかも。
あとあと根本的な疑問になるけれど、他の人は「チーター」を「チーター」という音で本当に認識しているのかしらん。
チーターもチーターもセーターみたいに発音してもおかしくはないはずだし。
日々新出する言語の音ってどうやって共有されていくんだろう。テキストだけじゃなかなか更新されないのがむつかしいところだと思った。
人と会話しなければだめね。
言語学をやっていた立場からするといろいろ突っ込みたい部分はあるけど なかなか面白い感性の方ですね 「汚職事件」と「お食事券」とか有名ですよ