2018-04-10

Google Chrome デスクトップ版の「同期」のダメな点

デスクトップPC(Windows10)で、Google Chrome(65.0.3325.181)を「ユーザー機能ウィンドウ右上のやつ)」で以下のように使い分けていたとする。

ここで新しいノートPCを買ったとして、このブラウザ環境をまるまる同期させようと思い、GoogleアカウントChromeログインする。

しかし、同期されるのは、ユーザー1のブックマークChromeの設定と、拡張機能インストールのみ)だけで、その他のユーザープロファイルは一切同期されない。それをやろうとすれば、なんと個別Googleアカウント必要なのである。アホらしい。

拡張の設定やデータが同期されないのが一番がっかりした。uBlock OriginフィルタやuMatrixのルール、TampermonkeyのユーザースクリプトStylishユーザーCSS、Session BuddyやOne Tabセッション履歴、その他キー拡張系の設定なども全く同期されない。単にインストールしてくれるだけに過ぎない。これじゃ同期の意味が薄い。

じゃあプロファイルフォルダを丸ごとコピーしてくればいいかというと、それも簡単ではない。ユーザー分けも拡張の設定も失わずコピーするためには、Chromeログイン後に、基本的な設定の書き戻しや拡張インストールがあらかた終わった段階でいったんChromeを終了し、"Secure Preferences"と"Preferences"いう2つのファイルを除いて、旧プロファイルを新プロファイルに上書きする必要がある。もちろん、この方法で完全復元できるのはユーザー1のみで、ユーザー2とユーザー3の設定や拡張はすべて一からやり直しである

ちなみに、2つのファイルもろとも上書きすると、

ブラウザ設定の一部が別のプログラムによって変更されていたため、元のデフォルト設定に戻しました。

と表示されて、拡張インストール含めてすべての設定が消えてしまう。(実際には拡張本体は残っているのだが、英数字乱数みたいなフォルダだらけで、復活させるのがとても面倒くさい)。

こういう使い方はそんなにマイナーなのだろうか?

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