「これA君じゃない?」
それはLGBTの活動団体を紹介するニュースで、その一員としてA君が名前を出して映っていた。
だいぶ風貌は変わっていたが、間違いなく小中学校が一緒だったA君だった。
修学旅行などの出し物ではいつもスカートを履いて、ステージの上で楽しそうに踊っていた。長い脚にミニスカートがよく映えていたのを覚えている。
だからニュースを見た時も「ああ、やっぱり」としか思わなかった。20数年生きてきたが、高校の先生、大学の先輩、職場の同僚・・・「そういう人」は一般的な環境でもけっこう見かけた。
(さすがにカミングアウトしてるのは2人ほどしかいなかったが)
だが母は違ったらしく、「中身が女の子とは思ってたけど、本当にそういう人だったなんて」と大騒ぎしていた。この辺は年代によって感覚が違うのかもしれない。
A君がらみで強く印象に残ったことがある。
いつも女子とつるんでいるA君に、「お前って女子と男子どっちが恋愛対象なの?」と言い放った男子がいた。
A君は一瞬固まったが、すぐに「女子が好きだよ」と笑って答えた。当時は特に違和感を感じなかったが、今考えるとあれは無理に話を合わせていたのだ。
テレビの中のA君は、苦労したのか不健康に太っていて心配だったけど「自治体から正式に認められて嬉しい」とパートナーと一緒に泣き笑いしていた。
自分にはなかなか実感できないが、自分を偽らないで生きていけるのはそれほど嬉しいことなんだろう。
今までも、これからも大変なことがあるだろうけど、彼には幸せになってほしい。
ウチの高校は都会のせいもあり、OOは男が好きらしい、 って事がイジられつつも受け入れられてたなあ。ホモ!とか心ない事を言う子もいたけど
最後は 「彼女」 と言えよ
横だけど これは何とも言えない A君の自認が女性とは限らないと思うよ
苦労したのか不健康に太っていて心配だったけど そういうゲイなんだろ
人の心配はいいから早くバイトでもしろ
偽善臭がそこかしこから香る、味わい深い増田