職場のいけすかねぇ女の話だ。
会社員としてはとても有能。敵も全く作らない。(どちらかと言うと同性の敵を作りがちらしいが(本人談)
基本的に腰が低いスタイル。ゆえにマウントされがちだが、マウントするようなやつには反撃を入れるらしい。
他人に対して気を使いすぎて疲弊するため週末は家に引きこもる。本人曰くコミュ障らしい。
基本上司には媚を売る。露骨なほど。 1番偉い人には甘い声で囁きチョコレートを与え笑顔を振りまき行く所々へお供するスタイル。
ただ人当たりの良さと頭の良さで将来は約束されている。よくする髪型はポニーテールの29歳。
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その女なんだが、俺の目の前にここ半年ばかり座っているわけだ。
最初の3ヶ月は先輩A(31歳)の隣に座ってマンツーマンで仕事を教えてもらっていた。
んで毎日こいつらいちゃついていた。
「先輩って髪長い方が可愛いですよね」
「ゾンビみたいに加工できるアプリがあるんですよー、写メ撮っていいですか?」
Aもまんざらでは無いようでニヤニヤしている。
そんなやりとりを目の前で毎日3ヶ月やられたら、さすがにこっちも疲れる。
疲れるけど何も言わない。
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Aが移店になった時、
職場で出しちゃいけないような声を女は出していた。
それを目の前できかされる俺の身にもなってくれ。
そしてAは別店舗へと去っていった。彼が愛用していた備品は女に預けて。
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増田を読んでるはてなーの皆さんもお気づきかもしれんが、この女めちゃくちゃプライド高い自分大好き女なわけです。
そんな女が恋をすると、どうやら好き避けをするらしい。
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その後Aと飲み会が何回かあったんだが、女のAへの態度は一貫していた。
女が幹事だったのに、Aにだけはフォローアップの連絡なし。最初の事務的なメールだけ。
Aは俺に当日開始時間を聞いてきた。
逆に周りの男には過剰な位サービスする。
俺がその時のAだったら、あー嫌われたのかなあって思っただろうなぁ。
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でそのAなんだが、生い立ちがあまりよろしくなくて、
会話が全くない家庭で育ったらしく(本人談)、表情が乏しい。
親の愛情が足りてなかったのかなあ、と思わせるような人である。
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俺は、Aには溢れんばかりの愛情が与えられるべきだったし、それは今からでも遅くないと思うんだ。
それでこの女にはそれができると一瞬思ったんだが。期待していたんだが。
どうやらそれは叶わないらしく、俺は悲しい。
とても悲しいのだ。
つまり、お前はその子どうしたいんだよ
なにがなんだかわからない