私はいわゆる腐女子だ。中1でBLの存在を知って以来、十数年ゆるゆると腐っている。
高校生あたりから周囲には腐っていることは特には言っていない。一人でひっそりと同人サイトやpixiv、Twitterを見ていれば満足だった。
ただ最近久々にドはまりした作品があった。次々とイベントのサンプルが上げられると、もう我慢できなくなった。こんなにも同人誌が欲しいと思ったのは初めてだ。
私は文才もなく絵心もない。作者に感想を書くのも苦手だ。だって感想なんて、ただただ胸が苦しくなるくらい萌えた。作品が好きで好きでたまらない。ということしかわからない。
そうすると私ができるのは、供給してくれる方へ、惜しみないお金での感謝の気持ちを伝えるだけだ。
Aというキャラが好きなのだが、A関連の作品は漫画・小説、新刊・既刊問わず絨毯爆撃のように端から端までほぼ全て購入していった。
大きめのトートバッグがあっという間にパンパンになる。4万円くらいあれば足りるかと思っていたが、あっという間になくなった。予備の7千円も投入した。
戦利品を宅配することもできたが、このずっしりとしたトートバッグを手放すのはもったいなかった。獲物の重みを味わいたかった。
帰る途中、ホームのベンチに座り電車を待っていた。いざ立ち上がろうとしてバッグを持ち上げたとき、腰が突然限界を迎えた。
同僚や上司からもどういう状況でなったの?そんな重いもの持ってたの?と聞かれるが、エロいホモ本50冊にまけて腰がイッたなんて口がさけても言えない。
50冊はすごいしその熱量もすごい! 大人が金に物言わせてる感あって好き。 好きキャラの同人誌がそんなに出てることも羨ましい。 私は一般参加だと20冊くらいまでしかもてないな。 ...