2018-01-23

小説: 女性だけの街

「今度できる、『女性だけの街』に引っ越さない?」

A美は親友B子に誘いかけました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

「男の人って何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおちショッピングもできないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『女性だけの街』に引っ越し安心してショッピングを楽しみました。

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「今度できる、『犯罪者のいない女性だけの街』に引っ越さない?」

次の年、A美はまたB子を誘いました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

犯罪者って何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおち女子会もできないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『犯罪者のいない女性だけの街』に引っ越し安心して女子会を楽しみました。

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「今度できる、『犯罪者前科者もいない女性だけの街』に引っ越さない?」

次の年、A美はまたB子を誘いました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

前科者って何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおちフィットネスもできないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『犯罪者前科者もいない女性だけの街』に引っ越し安心してフィットネスを楽しみました。

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「今度できる、『犯罪者前科者も精神障害者もいない女性だけの街』に引っ越さない?」

次の年、A美はまたB子を誘いました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

精神障害者って何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおち旅行もできないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『犯罪者前科者も精神障害者もいない女性だけの街』に引っ越し安心して女子旅行を楽しみました。

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「今度できる、『犯罪者前科者も精神障害者外国人もいない女性だけの街』に引っ越さない?」

次の年、A美はまたB子を誘いました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

外国人って何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおちナイトプールも行けないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『犯罪者前科者も精神障害者外国人もいない女性だけの街』に引っ越し安心してナイトプールを楽しみました。

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「今度できる、『犯罪者前科者も精神障害者外国人更年期のオバサンもいない女性だけの街』に引っ越さない?」

次の年、A美はまたB子を誘いました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

更年期のオバサンって何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおち映画にも行けないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『犯罪者前科者も精神障害者外国人更年期のオバサンもいない女性だけの街』に引っ越し安心して映画を楽しみました。

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「今度できる、『犯罪者前科者も精神障害者外国人更年期のオバサンも思春期のガキもいない女性だけの街』に引っ越さない?」

次の年、A美はまたB子を誘いました。

「なんでそんな街ができるの?」 B子は尋ねました。

そんなの決まってるじゃない、とA美は応えました。

思春期のガキって何をするかわからないじゃない。実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから。そんな人がいたらおちおち岩盤浴にも行けないわよ。」

それは怖いね、とB子は頷きました。

A美とB子は『犯罪者前科者も精神障害者外国人更年期のオバサンも思春期のガキもいない女性だけの街』に引っ越し安心して岩盤浴を楽しみました。

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「A美」ある日、B子は言いました。

最近全然家族と会ってないの。お母さんと妹をこの街に呼んであげたいんだけど、いいかしら?」

A美はとんでもないという顔で断りました。

あなたのお母さんは50歳で、更年期まっただなかじゃない。更年期のオバサンはこの街には入れないの」

「それにあなたの妹さんは15歳で、思春期真っ盛りじゃない。思春期のガキはこの街には入れないの」

そしてA美はこう続けました「実際に被害に遭った女の子だっていっぱいいるんだから

「なにそれ」B子は憤慨しました。

「A美が一昨年連れてきたA美のおばあちゃん、ちょっと認知症気味だったじゃない。精神障害者この街に入れないんじゃなかったの」

「私のおばあちゃんは大丈夫なの」A美は興奮気味にこう言い放ちました。


B子に、私のおばあちゃんの何が分かるっていうのよ」





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2018.01.24追記:

うーむ、伝えたかたことが全然伝わらない小説なっちゃってたな、反省

言いたかったのは

  • 小説家になろうでやれクソ雑魚ナメクジ

  • カクヨムでやれクソニート

  • えっと、女って結局自分主義だよねってこと? 読んでも何が言いたいのかサッパリ。 まぁ、小説ってそんなもんか。

  • ふたりは、従姉妹同士なのかな。 (リアルには、渋谷の109の女子トイレとか、女子大そういう世界もあるんではとも、思うが)

  • ウテナの影絵少女を思い出したわ かしらかしらご存知かしら〜

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