すげー綺麗事だなって思う。
そういう風潮というか、そうじゃなきゃいけないっていう空気もなんだかなって思う。
反対もそう。老後の親の面倒。自分の親が認知症になってやることなすことに苛々したり、親のオムツ替えたりとかしたくない。したくないでしょ?
一応健康的な大人になって、曲がりなりにも働いて社会人やってて、なんかもうそれが出来たらもうあとはいいじゃん。
高校までお金出してもらったら十分じゃん。大学は自分でなんとかしなさいよ、ってことで奨学金を借りた訳だ。
そうなんだよ。わたしの親がそうなんだよ。
父が自分の趣味のパチンコに使って、わたしの大学の生活費もらえなくなっちゃったんだよ。
母はわたしが大学行く前にその資金で貯めてたお金全部生活費で使い果たしちゃったし。
二人共離婚して両方再婚相手見つかって幸せになってるんだろうけど、なんか複雑なんだよ。
わたしのために尽くして、なんて言えないじゃん。
父には再婚相手との間に赤ちゃんが出来たらしいよ。再婚相手の人はすごいいい人で、念願の子供も出来て、それはおめでたいことなんだけど、やっぱり子供としては複雑なわけだ。より一層「ヘルプ」が言えなくなった。
頼れないんだよなあ。つらいんです、っていうと、「また金の無心か」って言われるの。でもそのとおりだから何も言えないの。
それに高齢出産な訳で、何かあったら長女のわたしが親も弟か妹かのどっちかを助けなきゃいけないの。そんな余裕ないです、っていって通じるのかな。河本さんのバッシングを思うとなんかもう無理だなとしか思えない。
だから子供のために手を尽くします、って親を見るとねじれ曲がって妬んじゃうの。
そんなの綺麗事だよ。どうせ何かあったら助けてくれないくせに。って思う。
今の仕事やめて、住みたい場所で仕事を見つけたいの。でもそれには無職の期間が出来るし、奨学金返しててなかなか貯金たまらないの。つらい。
三億円の宝くじでも当たれば一気に楽になれるのにな。つらい。
もしもこの先わたしが結婚して子供が出来たとしても、そういうこと考えると子供のこと支援してあげられる気がしないし。つらい。
君は大学で何を研究してた? 研究成果というのは長い目で見れば社会の役に立つものだろう、きみが研究する過程で得たノウハウを個人に落とし込めばいい。 それが個人を豊かにする...