親記事(https://anond.hatelabo.jp/20170916200823)の続報である。
ここ数ヶ月で、父との関係が良好になってきた。私がニコニコと笑顔で対応するようになったので、父も機嫌がよく、実家に帰省した時の雰囲気は和やかだ。──表面的には。
今の私は、父に対して笑顔で酌が出来る。もちろん自分の食べ物を取られても怒らず、それどころか「もう一つ食べる?」と勧めたりする。父の誕生日には、美味しいと評判の清酒を持って行った。母には陰で「体に悪い」と叱られたが、当の父は理解ある娘だと大喜びしているのだから問題はないだろう。
酒も美食も過ぎれば毒。そう思えば、自ずと笑みが顔に貼り付く。
これを飲んで、好きなだけ食べて、一日も早く死んでくれ。
父は金だけは持っている人だから、介護資金の不安がないのがありがたい。体を壊してさっさと施設に入ってくれれば私も母も楽になるし、ぽっくり死んでくれればそれがベストである。
父に理解されたい、愛されたいと思っていた頃、私はいつも悲しい気持ちで、父はいつも不機嫌だった。せめて体くらいは大切にして欲しくて、私が薄味の料理を作る度、父は「まずい」「老人扱いするな」と文句を言ったものだ。
だが私が愛されることを諦め、愛する努力もやめ、開き直って「早く死ね」と念じ始めた途端、関係が良くなったのは皮肉である。愛や思いやりは基本的に素晴らしいが、私と父との関係改善においては邪魔でしかなかったらしい。
父に酒を勧める度、姪にだけは悪いことをしていると思う。幼い彼女から見れば、酔っぱらって大声で笑う祖父は怪物以外の何物でもないだろう。私も同じ怪物に怯えていたことがあるから、それが分かる。妹が仕事以外で酒を飲まない男性を伴侶に選んだのは偶然ではあるまい。
姪の為にも、年末の帰省の際のお土産は奮発しようと思う。今から百貨店のカタログで目星をつけ始めてしまうくらいには楽しみだ。酒と肉と、あとはケーキくらい買っていこう。
父は貧しい個人商店の長男で、奨学金を貰いながら大学に通った。やがてお見合い結婚をし、母との間に私と妹が生まれた。妹が生まれる直前に、土地付きの家を買った。家族旅行に...
親記事(https://anond.hatelabo.jp/20170916200823)の続報である。 ここ数ヶ月で、父との関係が良好になってきた。私がニコニコと笑顔で対応するようになったので、父も機嫌がよく、実家...
イイハナシダナー
父親だって他人だからなあ。 とりあえず物理的に距離とって、子どもとしてじゃなくてただ他人として見て、「苦学したけどいまは娘さんも立派に育ってるのかー、すごいなあー」とい...