多分、音楽や電子技術にちゃんと詳しい人達は、大革命は起きてなくて小さな革命が起きただけだと既に気づいていたのだろう。
具体的に言えば、10周年という言葉を聞いてようやく気づいた。
電子音声は人間の代わりになるにはまだ時間がかかりすぎるのだと。
10年の間DTMをやり込みボカロを弄り続けた人間を持ってしても、VOCALOIDが歌っている歌はVOCALOIDが歌っているのだと一瞬で分かる曲だらけのままだと言う現実にようやく気づいた。
初音ミクが出たばかりの頃、自分は初音ミクが人間の代わりになる日がすぐに来ると信じていた。
そうはならなかった。
これから先そういう時代が来るのかも知れないが、10年ではそうはならなかった。
20007年、初音ミクの代表曲といえばみくみくにしてあげる♪だった頃、DTM作曲者とヤマハの技術が発達していけばきっと2010年頃には人間そっくりの声になるんだと信じていた信じ切っていた。
ああやっぱり、いつかきっと人間のボーカリストの存在意義すら問われる時代が来る、そしてそれはもうすぐそこなんだ。
そう信じられた。
でもそうはならなかったんだ。
ペースが少し遅いだけで、もうすぐと鬱然そうなると思い込んだまま、気づけば10周年を迎えた。
初音ミクは人間のボーカリストに引けを取らないポジションに立っている。
人間の代わりじゃない、人間には代わりができない特別なポジションにいるけど、人間の立場を奪ったりはしない。
お互いに程よい関係であり、とても幸せな状態なのかも知れない。
そうか……無理だったのか……3年ぐらいでどうにかなると思っていたけど10年でも無理だったのか……。
楽しい気持ちで感慨に浸る人達が大勢いる中、自分の胸に最も強く響くのはその失望感だった。
2007年、最初の年、あの時確かに来を感じた、まだまだずっと先にあると思ったものがグっと近くに来たと思った。
凄く、遠い未来が、いつの間にかすぐそこまで来ているんだと信じていた。
でも実際は少しだけの未来だった。
ほんの少しの近未来が、もともとそうだったペースでやってきただけだった。
勝手に遠い未来が来たと信じただけだから、裏切られたなんて女々しいことは言わない。
でもな。
その小さな未来の中に大きな未来を見れていたあの頃の気持ちが、本当に強すぎてな、小さな未来に満足するしかないと悟った事が、少しだけど凄く寂しいんだ。
開発者の人が言ってたけど、 実は技術的には、かなり人間そっくりに歌わせることが既にできているんだってさ。 でも、それをリリースしてしまうと、人間が歌う文化が滅びかねないか...
本気出すと世界が滅びかねないからあの技は封印している、という設定ですね。マンガで読んだことがあります。
人間が歌う文化 というのは、この場合は 中高生が歌って投稿する文化 という意味ねw
人間が歌う文化が滅びかねないなんてのは思い上がりも甚だしいですね。 大体技術的に可能などというのが疑わしい、近年の日本産業界にありがちな技術力の無さを誤魔化す理屈だと思...
知り合いの研究者曰く、かなり人間らしい音声合成はできるようになったけど ボカロPたちの「VOCALOIDの声はVOCALOIDっぽいからいいんであって人間らしくなったら意味がない」という声が...
いわゆる「神調教」の場合はかなり人間に近かったりするけど それが「ボカロ」として評価されるのかどうかって話では。 フォントだって本当は人間の手書きに近いやつはいくらでも...
バカじゃねぇの? 100年後だって人間が歌ってるわ
人間の代わりとか考えてる時点で相当ズレてる気が 実際の使われ方としてはそういう楽器としてどういう表現ができるかという方向に早い段階から向かっていたように思うが
すまん、どうしても「言及」したかった… 20007年って?
シミラーwebで調べるとここ数日で70万PVはありそう 0.3円で計算すると21万円くらいか。もっと稼いだかも 笑いが止まらんわけだ 炎上アフィカスだな
フォルマントシンギング音源のPLG-100から続く道が見えてたから、シンセサイザとして見てたな。 ヤマハとしてはVOCALOID Keyboardが一つの到達点なんだと思う。 使い方は自由なので、ぼか...
結局なんだか、専門学校の卒業制作みたいな楽曲しか聞こえてこなくて。チンコピクリともせんですな。
思うに、コンピュータは人間の代わりになる必要があるのか 自分が初音ミクを初めて聞いたのは中学二年生のころ、友人にニコニコ動画に誘われたのがきっかけだ。初めて聞いた歌は「...
陽キャのブームはすぐ次の世代の陽キャがわりとすんなり受け継いでいくのに, 陰キャのブームはすぐ次の世代の陽キャからも陰キャからもダサいもの扱いされて消えていく気がする。