2017-08-07

庭の草むしりをしていたら魚が釣れた。

土の上にぴちぴちと打ち上がったそれは4、5cm位の小魚だった。逃した魚は大きいというので、本当はもっと小さかったかもしれない。見た感じメダカっぽくはなかった。何かの稚魚の様で、ミミズみたいにのたくっていた。

うちの庭は農業用水路と隣接しており、その時の私は用水路に浸入していた雑草を引き抜く作業をしていたのだ。どうやら魚は水の中で腐った雑草の根や茎の間に隠れていたらしい。

私の実家の方では川魚稚魚農業用水路で見かける事は殆ど無かった。用水路の水は井戸水由来だからだ。今住んでいる地方では、用水路の水は近くの川から直接引き込んで来るようなので、こんな事があるのだろう。

用水路に戻したところで、元いた川に戻れるのだろうか?どうせ長生きしないんだろうなぁと思ったが、可哀想なのですぐに用水路に戻してやった。

悪天候続きなのを言い分けに、草むしりをサボっていたら、思いもよらず興味深いものを見てしまった。

けれども用水路雑草が引っ掛かるのは近所の稲作農家迷惑をかけてしまうので、真面目に草むしりを頑張らねば。

今年の5月のある日、忙しさにかまけて雑草放置していたところ、知らないお婆さんがやって来て草刈りを始めた。

私の家族がお婆さんに話し掛けると、お婆さんはうちのすぐそばの田んぼの持ち主だった。

毎年田んぼに水を流す前に、農家人達用水路の端から端まで辿っていって、用水路に隣接する家屋の庭の伸びすぎて水路に入り水の流れを塞き止めそうになっている箇所を、草刈りして歩くのだと、お婆さんは言った。

そういえば毎年田植え前の時期、家の庭が用水路の側だけやけに綺麗になっているが、私はそれは大家さんがしてくれているのだろうと思っていた(うちは借家だが管理費は取られていないので、庭の世話はなるべく自分達でするようにしている。大家さんは気にしなくて良いと言っているが)。そうか、農家の人だったのか。

私も田舎の出なので、地域の稲作にはささやかながら協力するとか、農家迷惑をかけないという意識は一応あるのだが、ずぼらな性分なので、つい。

農家のお婆さんは

町内会で堀浚いは毎年お願いしているけれど、今時それ以上の事は頼めないでしょう?皆農家じゃないんだし、自分関係ない仕事をするのは誰でも嫌だよね」

と言った。

確かに、村の田んぼじゃなくて個人田んぼだもんなぁ。協力する義理は無いっちゃ無いのかもしれない。

しかし、農地宅地が入り雑じって存在し、その間には農地を守るための壁も垣根も無い。そこかしこに建っている建物の形は変わっても、昔ながらの農村と大して変わらない風景が広がっている。

地域の皆の理解と協力がなければ成り立たない事を、今農家人達理解も協力もなくやっているのだ。

それでも農業を続けるのがいけないのだろうか?だが農業は人々の生活を支える大事仕事ではないか

ともかく、草むしりはちゃんとしようと思う。

たぶん……。

いや、やります

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