2017-04-19

中年短期記憶力が落ちた自分が欲しいもの

昔は記憶力が非常に良かったのだが、40代半ばにしてとうとう記憶力が落ちた。

常に駄目なわけじゃなくて、あるとき簡単なことが抜け落ちる。

ひとつの文を読んでいくうちに、次の句に読み進んだとたん、

直前の句を忘れているような事態すら起こる。

どう考えても忘れる筈がない、簡単なことほど抜け落ちる。

意外と複雑なことは抜けない。

新入社員とき、中高年社員はなんでこんなに仕事が出来ないのだろうと

不思議に思ったものだが、今やっとこれかと実感出来た。

これまで記憶力が良かったので、メモを取る習慣もないし、

とにかく忘れないようにするための習慣みたいなものが全く身についてない。

必死スマホメモして、必要時間に通知することでなんとかしている。

(マジこの時代感謝。これがなかった時代ならどうなったことか。)

こうなって分かったことがもうひとつある。

iPhoneSiriみたいな方向に進化したのは不思議に思ってた。

日本じゃネタ質問をして答えさせるみたいな使われ方しかしてないけど、

パーソナルアシスタントって、今の俺に、めっちゃ必要ものだわ。

あれって、ジョブスもこれ経験して、切実に必要だったんじゃないか

もちジョブスはめちゃ金持ちから人間秘書も一ダース持てるけど

人間はあらゆるところに持ち運ぶわけにはいかないし、

ときには聞かせられない話もあるし、

起きてから寝るまで自分の傍に置いて仕事させるわけにもいかない。

大体、めっちゃ優秀な人でもそんな思い通りにならないし。


んで、ついでに思うんだけど、

活躍社会とやらになって、中高年も老人も働く社会になって

一番補わないといけない能力って、ここなんじゃないかなあ。

いわゆるホワイトカラー仕事を続ける場合

ジョブスが生きてたらSiriの開発の続きをやってくれたかもしれないけど、

一人のカリスマが強烈に横暴に主観で引っ張っていく会社じゃなくて、

普通意思決定をするようになったアップルは、

もうこの続きをしない気がする。

高齢化日本でやったら意味があると思うけど、

どこかやらないかな。どこが一番近いかな。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん