ここ何年ほどだろう、Youtubeがゲームのプレイ動画で溢れるようになったのは。
攻略につまずく箇所があれば以前は検索から文字情報にて解決していたことが、いまでは誰でもわかりやすく動画にて提供されている。
時間があればPCと向き合って対戦ゲームに時間を費やしてきた。
WoWに始まり、GW2、格ゲー全般、LOLなどで対戦する際に溢れ出るドーパミンやアドレナリンといった脳内麻薬に依存して生きてきたと言ってもいい。お陰でゲームするときはいつでもお腹が空くことはなかった。
そんな生活をしていてもゲームという依存症から己の意志で抜け出ることは可能だったし、それをコントロールしている自信もあった。
しかしここ4年ほど、GW2の頃からだろうか、プレイヤーの対戦動画を見るようになって全てが変わった。
動画を見ているときの自分の感覚が、実際に自分がプレイしているときの感覚に非常に近いことに気付いた。
これはいままで実際にゲームしていたときに出る脳内麻薬が、動画を見るだけで出るようになったと考えられる。
完全に同じ状態になるわけではなく、近い状態になるというところがポイントで、この状態になるとゲームをしたくてたまらなくなるのだ。
対戦して拮抗した実力の相手をギリギリの接戦で打ち負かす、という感覚を再び味わいたくなってくる。
それ以降、ゲームに対して歯止めが効かなくなってきた。ゲームは私の社会生活にまで影響を及ぼすようになってきていた。そしてその原因は何かを考えた結果、以前は存在しなかったプレイ動画に依存していることがわかった。
というわけで今後、意識してプレイ動画を見ることを控えようと思う。
いつでもYoutubeを開けば仕事中でもプレイ動画が見れるというところに問題があった。そしてそれにより再び脳内麻薬依存症へと陥る、あるいは脳内麻薬の放出を継続させることが問題なのであった。
そのことに今気づいたのは良かったことだと思う。