はじめに断るけど、楽はできない。簡単でもない。直ぐに効果はでない。
基本的な考え方として、体重を減らすという考え方は捨てて欲しい。
どうしてかというと、体重や体型というのは、日々の基本的な習慣の積み重ねによる産物だから。
日々の基本的な習慣を変えずに痩せようとしてもまず無理。
食事を一食ダイエット食に変えても、残念ながら結果にはつながらない。
つまり、痩せたら別人になれるのではなく、別人にならないと痩せられないということ。
自分の人生の中で欠かせない習慣とか、楽しみとか趣味とか、もしそれが体重を減らせない原因になっているなら迷わず捨てないといけない。
例えば、毎週末ワインを飲むことが唯一の楽しみ、とか、月一の焼き肉が唯一生きている実感とか。
もしこれを一時的に我慢できたとしても、ダイエットが成功したらまた手を染めてしまうことになる。
そうなったら遅かれ早かれ、必ずリバウンドします。言い切ってもいいくらい絶対に。
体重はそんな簡単に増減するものでもないし、習慣もそんな簡単に変えられるものでもない。
でも、本当に体重を変えたいと心から願うなら、できることはたった一つ。
これは決して楽ではないし簡単ではない。
なぜなら、沢山の楽しみを捨てなくてはならないから。
今まで実践してきて確信したことは、人が人生に求める幸福の量は常にほぼ一定であるということ。
何かを我慢するということは、つまり幸福の量を減らす行動になる。
そうなれば減ってしまった幸福を何かで補おうとしたり、減っていることがストレスで長続きしなくなってしまったりする。
いっときなら我慢できるけど、その後に取り返そうとするから必ずリバウンドする。
だから、とくに体重の増加につながっているような幸福感を、別のもの、しかも体重が減っていくようなものに置き換えていく必要がある。
これは残念ながら人によって大きくことなるものだから簡単にリストアップできるものではないけど、例えば深夜番組の楽しみをを朝の読書に変えたり、週末の深酒を、休日早朝の散歩に変えたりする。
かといってやり過ぎるとそれも反動につながるので、絶対に楽しくないことはしない。
その代わりに、とりあえず始めたらわざと声に出して「楽しー!」とか言ってみることが大切。
その代わりに諦めずに続けること。
ダイエットみたく自分で期限を設けてしまうと、達成できなかった時にもとの生活に戻ろうとしてしまうので、絶対に目的を”変わること”に設定すること。
忘れないで。
痩せたら別人になれるのではなく、別人になれば痩せられるということを。