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とある知り合いの実家は福島で、両親も被災者であったと聞く。どの程度の被害を受けたかは知らないが自分たちよりもっと大きな被害を受けた人たちへの支援ボランティアをやるようになった。
ボランティア仕事の一つに各地から送られてくる食料の分配作業がある。ありがたいことに日本各地だけでなく外国からも食料が送られてくるのだという。
震災から1年も経ってしまえば、暮らしに不自由は残れども本格的に食事に困る人などはもういなくなる。そうするといわゆる非常食みたいなものにはもう飽きてくる。生きるか死ぬかの時期を超えた被災者のQOLを考えれば「食えるだけマシだと思え!」とは言えない。気持ちはよくわかる。
そういうフェーズになるとあまりにおいしくなさそうなものやよくわからないものは敬遠され始める。
ボランティアをしていた知人の両親が配布していた食料の中にも、東南アジアから来た何を煮たものかよくわからない缶詰や、イタリア語の説明しか書いてない粉末パスタソース、オリーブベース?と思わしきフランス語表記のブイヨンなどが沢山残っていた。上手に使えばおいしい食べ物でも、使い方がよくわからないというだけで誰も手をつけなくなってしまうわけだ。
せっかくの支援物資を捨てるわけにもいかず、結局賞味期限が切れるまで保管され、その後は私のような知り合いが引き受けた。
食べ物でさえ場合によっては邪魔になるというのに、流通が混乱を極め保管場所にも困る被災地に千羽鶴を送ろうなんてのは迷惑でしかないと部外者の私でもわかる。
気持ちがこもってそうなモノだけに、ジャマでも捨てることもできなくなり大きなお荷物と化すケースも多々あるだろう。
気持ちを送りたいとか言ってる人はとりあえず100円でも1000円でも金を送ればいいのに。
被災地を助けたい気持ちや、実際に何かをする時間や、かけられるお金に個人差はあるけれど、せっかくなのだから迷惑はかけない程度に勉強してから動いたらいいと思う。さもないと偽善どころかやらない方がマシになってしまう。
千羽鶴は燃やすのが正しい扱いなんだよ。 皆が祈りを込めて折った鶴を現地で燃やすことで、鶴たちが天に上り、その場所に幸せと平穏をもたらすと言われている。 燃やさずに貯め...