小保方晴子がこんな有様になってしまったかについては非常に興味がある。
こうした興味が止まない心地になる点や虚言癖を指摘されている点を思うと、彼女は演技性人格障害というのは言い得て妙であるように思える。
この手記はそうした認識を一層に強めさせる内容であると、読み始めてすぐに気になった。
内容は研究者となるまでの人生をさながら"自己PR文"のように記述したもので、全然、腑に落ちない。説得力がないのです。
あまりにもテンプレ通りの誰もが納得できるような根拠しか述べられていなくて、正直、全てが嘘っぽく感じてしまった。
加えて、文章からは強烈なナルシシズムを感じ取られ、気分が悪くなってきたので、すぐに本を閉じた。なので詳細はわかりません。
彼女の主張は幾つかは真実で、幾つかは嘘が入っているように思える。
きっと、なぜこんな有様になったのかは彼女の自身も反省しきれていないのだ。
そう、彼女は文章からへりくだった姿勢や感謝の意が多く盛り込まれているのだが、なんというか、「そこじゃねえよ」といいたくなるようなツッコミがしたくなる。位取りがずれていると思う。
で、このズレた性格って、小保方家で育まれたんじゃないかと思うのだが、今回の手記では一切触れられていない。
これって、どういうことなんだろうか? きっと、小保方さんの母親は大学の先生ということは富みに影響を受けていると思うのだけどな...
彼女の家庭環境は、考え直させられるような材料になるし、きっと、小保方さん本人にとっても同情してくれる人が増えると思う。
仮説としては
「大学教授の母(研究能力に疑問)を持つプライドの高い娘が母を越えようと、持ち前の虚言癖とエエトコの娘であることを駆使して、ノーベル賞級の研究者となる(研究能力・学力不問)」
ってなことなんだと考えている。
純粋な小保方さんは母の大学教授というネームバリューに毒されて研究者を目指した。しかし、大学教授の母はあまり研究能力がなかった。
しかし、少女の小保方にはそれがわからず(わからないというのが適正がないということの換言なのかもしれない)、持ち前の妄想癖を元に突っ走っていった...
だいたいこんなとこですかね。
でもさ、研究能力がない人が教授になるくらい、日本の大学って遅れてるんですかね? 心理学の分野だけかな? 考えたくないですね。