2015-06-07

僕がBLを読むのは女の子になりたいから

男だがよくBL漫画BL小説などを読む。

しかし僕は同性愛者ではないし、そういった性的指向カケラもない。

なぜ僕がそうした類のコンテンツを読むのかと言えば、おそらく女性になりたいから、いや、正確に言うと女の子扱いをされたいからなのかもしれない。

高校男子校で育ち、周りにセクシャルマイノリティ人間も数人いたが、正直な話をすると僕はそういった人間のことを少なからキモチワルイと感じていた部分もあったし、今でも心の奥底では彼らを奇異の目で見ていることは否定出来ない。しかし、大学に入ってから当時の彼女の影響で読み始めたBLには何故かハマってしまったのである

初めて読んだのは中村明日美子先生同級生シリーズ

とにかく夢中で読んだし、男同士のセックス描写ばかりだと思っていたBL漫画に対するイメージは見事に打ち砕かれた。心理描写であったり些細なやりとりの一つ一つにドキドキしたし、こういった恋愛をしたいという気持ち自分の中で強く渦巻いた。

自尊心が強い人間であるので、女性と付き合った際は日本における「一般的理想の彼氏像」になるべく近づけるように気をつけて振る舞うように努力していたがなかなかこれは疲れる。では女性立場になってみたらどうだ、自身努力して相手に与えてきたモノたちを一斉に享受できるではないか。しかし僕は女性になりたいという願望はない。そんな時に出会ったのがBLだ。男性の姿で、男性らしく振舞っているはずなのに、ある意味では女の子扱いをされ、理想の彼氏から様々な物を与えられているではないか。非常に羨ましい。もちろん女性がたくさん努力していることも理解している。しか自身が与えてきたものを受け取る立場になってみたかったということである

自分の周りでは、セクシャルマイノリティでは無い男性BLというジャンルに手を出している様な人はいないので、自分のこの感情おかしものなのかが判別出来ない。(仮におかしかったとしてもどうすることもないが)

世のBL好きの男性たちはBLのどこに魅力を感じているのだろうか。

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