2014-12-27

予防接種制度設計煩瑣すぎる

子供日本脳炎予防接種に連れていけ、と妻に言われた。

 日本脳炎予防接種の回数の名称がヘン。素直に「第一回」~「第四回」にすればいいのに、

 「第1期初回接種1回目」「第1期初回接種2回目」「第1期追加接種」「第2期」。マンションの売り出しか

 「第1期追加接種」という名称は、完全に失敗。

 予防接種を受けさせる保護者の99%は素人なのに、素人が見て、何回目の接種かイメージできない。

予防接種スケジューリングがややこしいから、接種をネグレクトする保護者も、かなりの比率存在するような気がする。

 接種側の管理都合を優先させたような接種回数名称は、予防接種実施率を低下させる

★ちなみに手元の母子手帳を見たら「第二期接種」の欄が日本脳炎にはないし。

 母子手帳だけ見た人は「日本脳炎の接種回数は3回だけ」と誤解する人がいても不思議じゃない

予防接種がややこしいのは、

 「A予防接種とB予防接種の間に一週間空けなさい」のような日程管理を強いられること。親にとっては苦痛

 そのために「予防接種日程管理アプリ」が登場する始末

★調べてみたら、「A予防接種とB予防接種の間に間隔空けなさい」みたいな予防接種行政してるのは日本だけのようだ。

 アメリカとかは平気でA予防接種とB予防接種を「同日同時」にやってるらしい

 また、「体温が●℃以上だから予防接種はやめましょう」な忌避基準日本が一番厳しいらしい。

 アメリカは多少の微熱でも予防接種するので、予防接種スケジュールが狂わない

 そして、予防接種ワンストップで受けられる、予防接種スケジュール管理の強い味方、

 「混合ワクチン」は、欧米で普及する一方で日本じゃ普及しない

★つまり、「予防接種スケジュール管理」の側面では、日本保護者が一番大変。

 しか予防接種は夜とか休日にやってないから共働きの親は子供予防接種の為に休みを強いられる

 極論すれば、日本予防接種タイトスケジュールは、第二子出産を心理的にためらわせ、少子化の一因になる。

 たぶn乳幼児予防接種行政自体が、専業主婦を前提にしているんだろうなあ。

★「A予防接種とB予防接種の間隔を空けろ!」というのは、ワクチン副作用を過敏に気にする1割の保護者が声高に主張して、

 行政側が1割に合わせたワクチン行政した結果なんだろうな。

 

 行政側のロジックは「ワクチン間隔空けたから、過敏に気にする1割の保護者も接種を受けてくれ」なんだろうが、

 そういう過敏に気にする保護者は、行政側が「お膳立て」したところで、どのみち予防接種を受けさせない、と思う。

 他方、そういうことを気にしない残りの9割の保護者は割を食う。

 「1割の為に、よかれ」と思った行政政策が、結果として誰も幸せにしない

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