ペットボトルの材料となる原油を採掘する際、不心得な作業員が砂やアメの包み紙を入れている場合がある。また、油槽に保管しているうちに昆虫が入っていることもある。しかもそれらは目視で確認して取り除かれることはなく、一定の確率で甘受しなくてはいけない汚染である。紙コップの原料であるパルプ材の採取でも同様のことが言える。
石油精製工程では原油を加熱して蒸留することで、沸点の違いに利用して精製する方法をとっている。原油を構成する炭化水素はほとんどの生物にとって致死性の毒物であり人間が一定量以上を摂取したら死ぬ。むろん、PET樹脂を合成する過程で混入しないことを確認しているので、99.999パーセントは安全だと思う。しかし、ガラス瓶の再生利用と比較して薬品混入リスクは高いと思う。紙コップの材料である紙を製造する製紙工程においても多量の薬品を使用し、薬品混入リスクは高い
容器製造の際に製造機械の部品が壊れて混入することがある。また、充填過程・封止する過程・運搬過程で金属片が混入する場合がある。市販されている容器入り食品の異物混入の報告のほとんどは金属片の混入なのだ。
以上、工場現場では全て目視と薬品については抜き取り検査しているので、繰り返すが安全性は高いと思う。しかしあくまで目視しかできないので、万が一の可能性は否定できない。
個人的には、再利用できない容器入り飲料に食品を封入するということ自体に無理があるのではないかと思う。また、原油やバージンパルプを採掘して、利用可能資源量を減少させている以上、再生ガラス瓶と比べて本当に環境への負荷が低いのか、そこも疑問に思っている。
1 異物混入リスク ビンを洗浄して再利用をする際、不心得な客がタバコの吸い殻やアメの包み紙を入れている場合がある。また、回収済みビン置き場に置いてあるうちに昆虫が入っ...
1 異物混入リスク ペットボトルの材料となる原油を採掘する際、不心得な作業員が砂やアメの包み紙を入れている場合がある。また、油槽に保管しているうちに昆虫が入っているこ...
なんでそんなに目視にこだわってんだよ
ペットボトルや紙パック・缶飲料が実用化される前は液体のパッケージ手段はビンが主流だっただけの話 現代ではビンを洗浄再利用する経済的メリットってほとんどないんじゃないか
管理不備で異物が入るのは、ビンだけのリスクとは思えない。紙パックも薬剤が解け出すかも知れないし、注射器等で異物されるリスクが紙パックの方が高い。
どっかの国では、ペットボトルすら再利用する(だから、厚みが全然違う)、ガムが残ってても「まぁええやろ消毒してるし」で済む、とか聞いたなぁ…。