私の大学の人たちはこんなところを見ないと思うので油断して書きます。
受験ストレスから解放されたせいか世界の仕組みとか宗教に興味が出てきたので大学の聖書研究会に入ってみました。
とはいっても私はお正月には神社に詣で、夏にはお寺にお墓参りに行き、クリスマスにはケーキを食べるという典型的な日本人。
敬虔なクリスチャンばかりのこのサークルに入ったばかりの時はとても緊張しました。
しかし先輩たちと話をする内に、思っていたほど厳しい人たちではなく、むしろゆったりとした人たちなのだと気が付いて、
「この人たちともっと仲良くなりたいな」と思うようになりました。
サークルで使っていたテキストには期待していたほど詳しく書いていなかったので、私なりに進化論についての意見を言ってみました。
「神様が生き物たちを作った過程を人間たちが科学的な視点で見ると進化論のように見えるのではないか」
「人間は神様の様に完全ではないから進化論の中に明らかになっていない部分があるのではないか」
そんなことを言ったら途端に漂い始めるビミョーな空気…。
聖書に人間は神様が土に息を吹き入れて作られたって書いてあったのを忘れていたのです。
取りあえずその場はテヘペロゴッツンって感じで乗り切りましたが、頭の中はモヤモヤ。
信条が大きく違うとここまで壁を感じるのか…と思いました。
因みに、私は全く神様を信じていない訳ではありません。
地球という星が出来たこと、生き物が生まれたこと、そこから進化していって人間が生まれ、文明を築いたこと。
すべてとんでもない確率の中で起こった出来事で、どこかで神様が関わっていたとしても不思議じゃないな、と考えています。
ただ、進化論を信じる私と、人間は神様が作ったと信じる先輩たちの間には鉛でできた壁があるように思えました。
こんなに素敵な人たちなのに心から分かり合えることは一生ないのだろうと思うと、やるせない気持ちになります。
大したオチはありませんが、誰かに知ってもらいたくて書きました。
それって、キリスト者学生会…のことかな?