Iさんへ。
君には本当によく助けてもらいました。ありがとう。
少し元気ないまのうちに、君にだけは僕が消える経緯を明かしておきます。
この間話した通り、僕は今、所謂うつ状態なのです。所謂「大うつ病」というやつです。
休職することになりましたが、仕事そのものが原因ではないのです。
飲み会に誘われないという、そんなくだらない理由が引き金なのです。
当然、それは引き金でしかなく、ここ10年ほどの、いろんな鬱屈した思いが積もり積もってのことなのです。
仕事中は、あまり気を遣わせたくないし、自分の不幸自慢みたいになるのは嫌なので、これらの話はあまりしたくなかったのですが、
やっぱり一度くらいは吐き出させてください。
10年前、僕は今と同じようなうつ状態になり、半年休みました。当時の上司が原因です。
当時は周りの理解も少なく、復帰には紆余曲折あり、復帰後も周囲に仕事を認めてもらえるようになるまでとにかく頑張ったつもりです。
その後結婚し、その半年後に今度は父が脳梗塞で倒れて半身不随になり、介護を続けています。
続いて祖父が亡くなり、弁護士まで出てくるような相続を父の代わりに対応し、なんとかまとめ上げました。
そして一昨年、早産で子供が生まれ、少し障害があって、その後ミルクの逆流で低酸素脳症になり、先日亡くなりました。
そんなこんなで、自分の中では精一杯頑張ってきたつもりなのです。
いつも僕は飲み会に呼ばれませんでした。
先日の歓送迎会も、その前も、もう数年間、飲み会や遊びの場には呼ばれていません。
だから僕は、ずっとみんなに嫌われていると思っていました。
君に相談したとき、びっくりしていましたね。嫌われてなんかいないと。
君が言ったように、確かに僕は嫌われていたわけではないようです。
空気になっていたのです。
誰も声をかけていないことに気づかない。だけどその場にはいないから、いつしか遊びに行かない奴と思われ、ますます孤立感が深まっていったのです。
これだけ人数いながら、誰も気づいていないのです。僕が断ったわけではないのに、君も含めて全員、誰かが声をかけたけど僕が断ったと信じていたのです。
僕が先日の飲みで、急に泣いてしまったのはこれがショックだったのです。
本当は、君やみんなにもっといろんな悩みを打ち明けたりしたかった。
でも、避けられてると思っていた自分には無理でした。
家族のこと、仕事のこと、全部、一切吐き出すことができずにため込んできた結果、今の状態になっていったのです。
どうして君に、今こんな日記でこんなことを書いているのか。
義父母も、今の役員も、わかってくれません。
役員方は僕が以前休んだとき、辞めろと何度も迫ってきた方たちです。
確かに、その後制度も整え、同じ状態で休んでも復帰できる人たちが増えてきました。だから今は考え方も変わっているかもしれませんが、僕には大きな障害に感じます。
義父母も、僕が再度うつになったと知れば離婚を迫るでしょう。僕も妻にはこれ以上苦労かけたくありません。
ごめんなさい、何を書いているのかわからなくなってきましたね。
それと、こっちが本題かな。