世間でインターネット接続回線の2トップと思われるA社とB社。
そんな中。
最近、仕事で回線敷設の仕事を請け負う工事会社の営業と話をした。
「うちも、そろそろA社の仕事を下りようかと思ってましてねぇ」
直接は中小企業の従業員である彼らが大企業の仕事を要らないと考える。
大企業との窓口は開拓こそしたいが、仕事を欲しくないとはどういう事か。
簡単にまとめると、作業単金が安かった。
粗利率で約5%と表現すると、その無茶な価格設定が良くわかるだろうか。
いろいろ話をするうちに、使ってる回線もB社の物より数段ランクの低いもので
現地に来る人間も技術的に劣る若くて安い回線職人が中心だとのこと。
良くある現場の劣化の構図だ。
まぁ、繋がってればそれでいいのが回線だから問題ないと考えるのは早計。
A社は昨年末の大規模障害を筆頭に、通信不具合を連発しているのだ。
実に「いざという時」に弱いというのが不安になった。
自動車業界の多重下請け構造の結果、とあるネジの最終的な製品は限られた
「ネジをよこせ」といって発注書を送りつけることしかしなかった会社と
「何が問題で作れないか」を人を派遣して一緒になって考えた会社の差は
納品ペースの復旧速度に如実に反映されていた。
となると、単金が高いB社の仕事がある程度確保されれば、
今のところ、それが正しい事だと信じている。
記憶にまだ新しい関東大震災。 ヨダ話ノヘマ年十何