2012-01-30

ハシシタ君の許せない所

1. テレビで見当違いのアジテーションをしたこと (90%)

犯罪弁護人は、世界で全員を敵に回そうとも被告人の味方であることを求められる。こんな厳しい仕事を進んでやる人が一人でもいるから、裁判正当性が担保されるのだ。それを理解していない筈はない。単純にポピュリズムというか、衆愚主義にのっかって(群集の快感原理に訴えかけて) 弁護士会への懲戒請求を煽る。

こんな人権意識人間首長なんかやらせられるか馬鹿もの

2. 思い込みで教育を左右できると思っているところ (10%)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/01/28/kiji/K20120128002522420.html にもあるが、結局の所教育問題ってのは誰でも口をはさみたくなるが故に、しばしば間違っていることであっても「正しい」という信念のもとに正当化される。しかし、教育を左右するというのは国の基礎を左右している、という責任感はあるのだろうか(私には全く感じられない)。建っている建物の基礎を変更するんだからドラスティックに変更したら、いくら設計図が正しくても工程管理ミスで家が引っくり返ることがある。ましてや、その棟梁選挙で選ばれる(すなわち、継続性が保証されない)政治家だと言う。

短期的に見ればミクロ世代間格差や想定していない副作用おかしなことになるだろうし、長期的に見れば右に左にゆさぶられた教育現場がぐだぐだになるだろう。教育改革は1つのサイクルすら5年、10年という長丁場の覚悟がないと、本来は為しえない難事業なのだ。どうしてもドラスティックに変えたければ、特区や特定校指定などといった「離れ」でまず実験をすべき。これは、別に教育に限った話ではなく、生きているシステムは全てそうだ。

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