あの頃は親が離婚したばかりで毎日本当に寂しくて、配信で構ってくれる歌い手についのめり込んでしまった。
恋愛的な好きというよりかは面白くて優しいお兄さんという感じで好きだった。
歌い手のツイートと配信を逃さないようにスマホ片手に1日を過ごす。その歌い手は夜遅くに突発的に配信するからいつからか眠れなくなり起きれなくなり、ついには学校生活に支障をきたすようになった。
地味で真面目だった私はいつの間にか、グッズ買うために始めたバイトからコミュ力が高くなり、ライブ行くために始めたお洒落から垢抜けて派手な女子になった。
ある時、その歌い手がちょっとバズって新規が増え、構ってもらえなくて拗ねた私は配信でコメントやお茶爆(スパチャみたいなやつ)をしなくなった。
そしたら、金払いがよく常連だった私がいなくなったのを心配したのか、歌い手が個人的にこっそりdmを送ってきた。
「大丈夫?悩み聞くよ」
「〇〇も東京だよね?会わない?」
みたいな内容に変わっていった。ショックだった。それでも、辛い時に救ってくれた存在だったから嫌いにはなれなくて、私は馬鹿だったから会いに行ってしまった。案の定カラオケでやられた。やめてと言ったのにつけてくれなかった。
こんな話は歌い手界隈ではよくある話だし、そもそも30代にもなって会社で働かずに歌い手なんかしてる奴がまともな訳がない。
何より許せなかったのは、「長くニコニコ動画で活動してきてコレコレさんに未成年淫行を暴露された知り合いの歌い手や配信者を沢山見てきただろうに、それでもまだ未成年のファンに手を出すような馬鹿な人」にのめり込んだ自分だ。
自分にも非があったと思うから暴露も通報もしていないけれど、後で突然違う番号(その時には私はもうTwitterもスカイプも消して歌い手の携帯番号を着信拒否にしてたから)で電話かけてきて「〇〇〇(知り合いの配信者)に話したら羨ましがってたから会ってやって欲しい」って言われた時にはゾッとした。あの人は私をそいつと共有するつもりだって分かって。
今でも思い出す度に気持ち悪くなる。あの人に費やした時間は、輝かしい高校生活はもう戻らないから。
この話を通して言いたいのは子供が歌い手とか配信者とかにのめり込んでしまった時は本当に気をつけてほしいっていうこと。
私の経験則だと、家庭環境だったりで寂しい思いをしてる子は特に、構ってくれる過疎〜中堅の歌い手、配信者にのめり込みやすい。
男さんキモすぎ
再投稿は甘え
終わってんな
終わってなどいない
もう今では大丈夫?悩み聞くよ