新型コロナが今後何年にもわたって感染拡大することになる。ひょっとすると10年単位かもしれない。経済や社会文化に与える影響は計り知れないが、もっと深刻な影響を受けるのがこどもの世代だ。こどもにとって数年の教育、心と体を育てる時間を失うことはあまりに損失が大きいはずだ。
こどもは新コロに感染しても重篤リスクが低いのに、ウイルスのキャリアになって高齢者を感染させてしまうから、集団最適な行動としてstay homeを余儀なくされている。かわいそうだし、将来の社会を担うにあたって体力知力が十分に育まれないとしたら、それは結局集団でみても最適になっていないはずだ。
ワクチンや特効薬の発明には期待しているが、確実ではない。開発が長く続いてしまった時のためのプランBが必要だ。
そこで子供だけをあつめて共同生活し、積極的に新コロに感染させよう、という戦略が有効になるだろう。
感染者、発症者がいるその施設で、子供たちは半年~1年程度暮らしてもらう。感染者がいるが、特に防護をせずに子供たちにお手伝い(学校の掃除だ)をさせる。すると高い確率で感染する。多くの場合発症しないか軽い症状で済む。もちろん、まれに重症化するので医療施設も併設する。回復した子供を家族の元に戻すでも良いかもしれないが、発症しなかったがために免疫があるかわからないケースが多いだろうから、とりあえず一律1年間とか一定期間で生活してもらう方が良いだろう。中学生ぐらいの年齢以上なら全寮制の学校に入ることも珍しくないし、一定期間クラスメートが維持されるし、現行の教育制度とも干渉しない。
感染サナトリウムには、すでに免疫を獲得した(と期待される)大人たちが働いている。医療関係、教職員、食堂や宿舎の管理者。家族とは会うのが難しくなるけれど、仮に脱落して自宅に帰っても、親子で2週間家から出なければ問題ない。
その結果、こどもたちの多くは免疫を獲得する。集団免疫状態になるので、その後に社会に戻ってももはやstay homeする必要がなくなる。ウイルスのキャリアとなって大人や高齢者を脅かすことはないからだ。学校でこどもが3密で暮らしてもほとんどリスクがない。
新型コロナウイルスで感染者が新たに感染させる人数は平均2~3人であるらしい。ここから計算される集団免疫として必要な人数は人口の6割程度である。ある学年で必ず感染学校に暮らしていく方針をとれば、数十年で集団免疫が獲得できることになる。
こんな人体実験のようなことを日本が行うとは考えられないけれど、それが可能な政治体制だったり、あるいは貧しくて医療制度が維持できない国では現実的な対策になるだろう。
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免疫がどれだけの期間有効かわからんのに、そんな場所で働く大人がいるかどうか