2020-02-14

伝説のお母さん』2話で感じた「日本死ね」の実態

NHKでやってる『伝説のお母さん』という、Twitterかなんかでバズった漫画実写化したドラマを視てる

あらすじにについては公式サイトhttps://www.nhk.or.jp/drama/yoru/densetsu/)を見ていただければわかるかと思うが

一言で言うと

待機児童等の日本社会の子育てに関する問題ドラクエ的世界観表現するドラマ

である

ドラマ自体は設定が目を引くだけの、演技、脚本演出すべてのレベルが低い、深夜の低予算ドラマありがちなしょうもない作品だが

その中の描写ですごく引っかかる部分があった

主人公魔法使い勇者は子持ちで、それぞれ育児仕事(と魔王討伐)の板挟みに苦しんでいる

それは主人公勇者だけでなく人間界全体の問題となっており、そこに目をつけた魔王

魔界の子育て環境を充実させれば人間たちは魔界側に裏切るんじゃね?」と考え

保育園を作り待機児童ゼロを目指す」とアピールをし始める

結果多くの人間たちが魔界寝返り魔王討伐のリーダーである勇者すらも「保育が充実してるって聞いて転職して魔界にきちゃいました。魔界サイコー!」と言いながら魔界保育園子供と遊ぶ姿が報じられる

というところで2話が終わる



これは「人間敵対する側の方が子育て環境充実しちゃうくらい日本待機児童問題酷すぎ。日本死ね」っていう皮肉なんだろうし

Twitter等の感想を見てもそんなこと言ってる人結構いたんだけど

多分意図してないけど、さらメタ皮肉なっちゃってるなあって

何故なら「待機児童ゼロ」というのは海外フィクションの中でしか実現しない理想などではなく、現実のこの日本ですでに実現できていることだから

嘘だと思うなら「都道府県別の」待機児童数をググって見てほしい

待機児童ゼロ、あるいはそれに近い数字都道府県複数あることがわかるだろう

そう、つまり東京等の都市部にこだわらなければ保育園なんて普通に入れるのだ

待機児童ゼロ理想郷は現代日本でも東京から新幹線で二時間程度の場所存在するのだ

そこに行けば

地獄のような保活から開放され

人間尊厳を失うような満員電車ベビーカーに舌打ちされることから解放されるのに

それでも人間はあえて東京に残り「保育園落ちた日本死ね」と言い続ける

ああ、なんて人間は愚かなのかと

そんな皮肉なっちゃってるのだ

  • まだ見てないのに…😭

  • その待機児童ゼロの県ですら、「人ごとではないのです!」と絶叫しながらローカルニュース枠割いて待機児童問題やってたからなぁ どんだけ異常なキャンペーンだったか思い出しても...

    • 待機児童ゼロの場所もたくさんあるのに国の税金使って待機児童減らすってすごい不平等

  • そもそも(原作は知らんが)あのドラマは 「女は大変アピール」ありきで作られてるから、内容もそういうのを好む知能指数の人間向けになってる 少子化の原因は「育児は女がすべき...

  • イケハヤは嫌いだけど、実際に「東京で消耗してる」人はすごくたくさんいるんだよなあ

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