2019-04-18

キンプリSSS2章第4話マダガスカル問題の読解

キンプリSSS2章第4話のあらすじ。

マダガスカル支社に出向を命じられたカケルは、大自然の中で十王グループの一員として働くメリナに出会います

都会には全くない雄大自然を目にしたカケルの「大自然尊重するというのが良いと思うけど」という何となしの発言に対し、「それは自分達に貧乏でいろということだ。そうやってお前達は搾取を続けるんだろう」と敵意を向けるメリナ。

世界で一番綺麗な景色が何か知ってるか? 飛行機の上から見る東京夜景だよ」

「俺だって東京の街で遊び歩きたい」と熱意のこもった眼差しカケルに語るメリナは、別にふざけたことを言っているわけではありません。あの光はそこにいる人達生活仕事があって生まれもの。たくさんの人がそこに生きている証なんだとカケルに伝えます

それでも決して彼は「東京に住みたい」とは言いませんでした。ただ「この国を東京みたいにしたい。そのためには今はお前達の力を借りるしかないんだ」と、真剣な目で大きな目標を語ります

https://www.hatsubano.com/kinpri-sss-04

一見すると「発展途上国幸せ先進国人間が決めつけてはいけない」ということを訴えているように見えて、

しろ発展途上国の人たちだって先進国みたいになりたいのだ」と決めつける構図になっている。

しかも、そのアニメを作っているのは日本という先進国人間なのだ

マダガスカルは、かつてはフランス植民地であり、独立後も先進国経済支配に晒されてきた。

マダガスカル伝統的な家屋先祖の住処である西に戸口を開くものであったが、フランス植民地政府は戸口を幹線道路を向くように命令した。文明観において社会進化論支配的であった当時の西欧では、「未開」の後進地域文明移出する「文明化の使命」があると観念され、文化一方的な押しつけが何の疑問もなく行われた。

ある韓国企業が全トウモロコシ用耕作地の3分の1に及ぶ土地を99年間租借する契約政府と結んだことが発覚する。露骨新植民地主義への反発や、島の土地を「タニンヂャザナ(先祖土地)」として大切にする価値観と相容れない政策への失望から2009年3月暴動に発展した(2009年マダガスカル政治危機)。

外資を受け入れるにしろ自国文化を守るにしろ、極めてセンシティブ政治問題であることは明らかである

マダガスカルから遠く離れた日本人が、アニメマダガスカル人を登場させて「マダガスカル東京みたいにしたい」と言わせていいものだろうか?

それは醜悪ソックパペットではないのか?

……今回の件で問われているのはこういうことであろう。

個々人の賛否はともかく「まったく意味のわからない主張」とはとうてい思えない。

https://togetter.com/li/1338919

  • そんなこと言い出したら外国人キャラに何も喋らせられなくなるだろアホか 単にそのキャラがそう言っただけで何でマダガスカル人全体の話になんの? 配慮しろ規制しろセンシティブだ...

    • センシティブでない話題ならいくらでも喋らせられるが。 なぜ馬鹿は「それを認めれば何も言えなくなる、だから全て言わせろ」というスリッピースロープな極論しか言えないの?

      • 「それを認めれば何も言えなくなる、だから全て言わせろ」と誰が言ってるんだろう?藁人形論法だよね(笑)

  • だって反応してるのはキンプリ界隈のオタクではなく韓国嫌い・フェミ嫌いという属性を隠すつもりもないゴミ共だからね まず理解する気もないんだから説明するだけ無駄 界隈のオタ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん