2017-04-15

けものフレンズMステ出演の疑問

出演自体はめでたいけれど、何故どうぶつビスケッツ×PPPが出演できたのだろうか?アニメ系だとしたら紅白出場前のμ'sだとか、LiSAだとか、活動休止した藍井エイルだとか、UNISON SQUARE GARDENなど枚挙に暇はない。また見た目キッズコンテンツなので、そういるもの流行っているのを紹介する趣旨理解できる。

ただそれでも唐突な印象が拭えないので、仮説により疑問を解消したいと思う。

(仮説1)

ようこそジャパリパークへ』は作詞作曲編曲歌唱ディレクションまで、オーイシマサヨシ氏が担当している。オーイシマサヨシ氏はバンド出身で、近年『ダイヤのA』を皮切りに『月刊少女野崎くんからTom-H@ck氏とのユニットの「OxT」などでも活躍している。

アニメ作品のヒットは、版権元の角川たつき監督製作委員会によるところが大きく、音楽については製作委員会立ち上げ時からの深い関与があるにしても、実際の曲づくりについては音楽プロデューサー作編曲者に委ねられている。

名言とされる「けものはいものものはいない」、ブルージーなコード進行も、アコースティックを得意とするオーイシ氏の才能によるところに大きく、どうぶつビスケッツ×PPPはのメンバーは他の人でも代替可能であるインタビューによると懇意にしていたビクターディレクターからオファーであり、どうぶつビスケッツ×PPPは、先月はビクターロックフェスティバルにも参加している。現在複数レーベルから作品リリースしている彼だが、アレンジャーとしてのオーイシマサヨシ氏を評価させる良い機会だと、プッシュしたのではないか

(仮説2)

角川が主体となったマルチIP企画だった『けものフレンズ』のアニメ本編のプロデューサー福原慶匡氏であるアニメーション制作会社ヤオヨロズの取締役であり、『直球表題ロボットアニメ』『てさぐれ!部活もの』などの制作実績がある。

たつき監督が表舞台に出る機会が限られている中、福原Pは『けものフレンズ』では、キャストだけでは物足りない人に対して、スタッフフロントマンとして顔出し含めてインタビュー対応していた。かつて盟友だった石ダテコー太郎監督とは喧嘩別れをしたという話が聴こえてくるが、この作品を通しては、少しファンキー髪型煽りツイートをするくらいしかその片鱗を見せなかった。

そんな福原Pのもうひとつ顔が、つばさプラス代表取締役という顔だ。元々福原Pは、川嶋あいマネージャとして、キャリアスタートした人であるアニメプロデューサとして知られた後になっても、手掛ける番組川嶋あいに歌ってもらうという企画をやっていた。他につばさ関連でMステ出演で想いだすのは、水曜日のカンパネラだろうか。BiSは出てない気がする。基本的体制からアウトサイダー寄りであるものの、伝がないわけでもないので、そのあたり人脈ではないか

(仮説3)

どうぶつビスケッツ×PPPキャストは以下の3事務所の8人で非常に偏っている。アニメ本編はかばん×サーバルのロードムービーで、各回ゲストアプリ版で主要な役どころだった青ニ事務所メンバー中心が起用されていた。そのためサーバル以外はサイドストリー的な扱いだった。

響:尾崎由香,佐々木未来,相羽あいな ジャストプロ本宮佳奈,小野早稀,田村響華 ミレニアムプロ根本流風,築田行子 

ジャストプロアニメ制作会社に近いプロダクションだが、ミレニアムプロもそうだろう。W主演の一角を占めるサーバル役を取ったことも、響の影響力が窺える。3人も出演しているバンドリは武道館が決定しているが、昨年異業種から移籍してきた相羽あいなが、歌手デビューたかと思ったらロゼリアボーカル担当しているし、SUPER★GiRLS卒業したばかりの前島亜美アプリ版のパステルパレットボーカル担当している。そもそも昨年武道館やった三森すずこも、他の業界から移ってきた人である。μ'sのMステ出演したこともあり、そのあたりの縁じゃないか

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん