1巻目だけ読んで、本当につまらなかった。
なんだか、悲しい気持ちになったんだ。
世間が狭いんだよ。
ラノベというジャンルで、ラノベ周辺の話題を題材に物語作ってるわけだよな。
とりわけこいつはダメだ!
パロディとかギャグとか、あるあるネタで読者に親近感と笑いを提供する物語じゃない。
まず、「当然そうなるべき世界」としてギャルゲーのお約束世界があって、
そうならない物語を書いて、世の中の儚さとか不条理とかを書こうとしている!
逆だろぉぉぉぉぉおお!!!!
げぇぇええええ!!
おげえええーーー!!!
面白いのか?
あるんだろうな、きっと。
ざくざく提供されるオタ商品を消費することしか能のない自分が、その世界の文脈の中で美少女といちゃいちゃする。
うん、理想だな!
うんちょ食ってろ!!!!
その上、何が嫌かって、どっちかって言うとお上品な話なんだよこれ!
しかも社会ってヤツは教育を受けて、立派な大人に育てと圧力だけかけてくる。
そんな現実のドロドロの心を元に物語を書いたら、こんな話よりはるかに下品な物語ができるはずなのだ。
突然異世界に召喚されてチート能力で無双してハーレム築くとかさ。
どっこいこの物語には、理想的な美少女らが脇役として、ただで居るんだよ。
求めろよ!
下品に、欲求のままに!
普通は求めても手に入らないけど、物語なんだから手に入るし、手に入れば楽しいし、その様子を読んで俺も楽しめる。
でもこいつ、全然欲しがらねえんだよ。
自分の理想の美少女との出会いと運命の物語を書こうとしても、書けません!
って、やる気あんのかゴラァ!
書けないなら書けないでいいけど、悩めや!
ヒロインとの再会と触れ合いを、消費するだけ消費して、
なーんか違うなー、って感想を持ってる、ぐらいのことしか書かれてねえんだよ!
ちっせえな!
そんなに気に食わないならヒロインを嫌いになれや!
エロゲライター出身のラノベ作家ってやっぱエロゲではできなかったことをやりたいんだろうかね。