「イケダハヤト氏の文章がなぜ不快なのかをまじめに考えた - GoTheDistance」
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20130126/1359170899
このブロガーさんは、日本の腐りきった SI 業界で頑張っている人なので、あまりこういう流行りものネタには手を出してほしくないな、と思いつつも。
私は、イケダハヤト氏を少しも不快に思わないばかりか、むしろ彼の社会の新しいトレンドを見抜く異常なセンスのよさに感嘆しているのだが。
だからいままで、彼に絡む人たちの気持ちが理解できなかった。
だが上の文章を読んで少し理解できた気がする。
イケダさんは、現場にいるベテランたちから嫌われているのだろう。
現場のベテランは、イケダさんを「サラリーマン生活も満足につとまらず、いまは家に引きこもってブログを書いているだけの若造」と頭から決めてかかっているのだろう。
イケダさんが何を言っても「現場じゃそんなことはない」「そんな話は非現実的だ」とすぐにケチをつけたくなるのだろう。
日本人は伝統的に、理念より経験を重要視してきた。大学教育より OJT が重視されてきたのもその現れだ。そういう意味でイケダハヤトさんは、まさに理念そのものであり、唾棄すべき対象ということになるのかもしれない。
しかし、それで本当にいいのだろうか?20年前に日本が名実ともに先進国の地位を確立したあとに、経済成長が止まってしまったのは、日本人が現場の経験を超えた理念の世界について、真面目に考えることを怠ったからじゃないかな。日本人には欧米の真似はできても、それを超えることができない。本質論を語れないからだ。イケダさんのブログにはいろいろヒントになる話があると思うけどね。
最近、イケダさんをからかっていた Y 氏は、日頃から名誉毀損的な言動を繰り返しているのだが、誰も彼を咎めようとはしないのは不思議なものだ。Y氏は自虐的でおどけた立ち位置を取っているから許されているのだろうね。日本だど「俺、バカっすから〜」と頭の良さげなところを見せない人間が好かれる。一方でイケダさんは、神経質ぽく見えるルックスとあいまって、賢しげにしている可愛くないやつという認識で叩かれたりするんだろうね。
イケダさんには頑張ってもらいたいものだ。ただ、本当に嫌になったら、外国に移住してもいいかも。日本は理想主義者には生きづらい国だ。こうしてきちんと理念を語れる若者たちを追放し、日本はますます老人だらけのしなびた国へと衰えていくのだろう。自業自得ではあるが。
「日本人に本質論を語れない」というレイシスト発言を平然と出来る人間に、他人の理念など理解できる訳も無し。
そのヨーロッパは、何十年も、日本を追い抜き返すどころか、逆に中国に抜かれ去ったわけだが。チベット虐殺を繰り返して平然と平和を語り、アジアに侵略意欲をむき出しにする中国...