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はてなキーワード: 構造とは

2024-05-29

雨の日に窓を開けるなという話

 何度言っても、母が雨の日に家中の窓を開けることをやめない。

 窓から雨が入ってくる、という話ではない。——まあ、そういうこともあった。増田若い頃は、母が梅雨時期、勝手に部屋の窓を開けていて(そしていつもすぐに開けたことを忘れるのだ)、帰ると何故か部屋が水浸し、という事件が一度ならず起きた。

 それは何度も注意するうちに流石に無くなったが、それでも雨の日に「風通し」をするくせは抜けていないようだ。

 母は、湿気の多い時期に窓を開けないと部屋がカビると信じている。

 しかし逆なのである。少なくとも、我が家では。

 

気密性と湿度関係

 というのも、実家マンションからである国道16号沿いに建つ、築20年ほどの、普通郊外型のマンションだ。

 基本的に気密性の高い鉄筋コンクリートづくりのマンション場合梅雨時のように外気の湿度が高いときに「風通し」に意味はない。どころか、逆効果だ。

 この場合、閉め切っていた方が、内装建材の調湿効果木材や布地は天然の調湿効果がある)で、室内の方が湿度は下がるのだ。

 (余談だが、エアコンをつけたあとはなおさらだ。よく夏場にエアコンを消してすぐ窓を開ける人がいるが、除湿エネルギー無駄いである。)

 これは増田自身経験則でなんとなくそんな気がしていたが、家を建てたとき勉強したらやっぱりそうなのだと知った。

 

 それ以来また何度も注意しているのだが、今度は増田自身の部屋でないこともあって、何度言ってもやめてくれない。

 母が生まれ育った、古い木造平屋の昔の家屋では、そうしなければいけなかったという恐怖から逃れられないのだ。

 

マンション木造は違う。木造でも、断熱性や気密性で違う。

 日本の「家」に関する話には、こういう、対象が違えば原理も違うという話が整理できず、ごちゃ混ぜになったものが少なくない。

 例えば「気密性が低い方が湿気が籠らず良い」というようなことを言う自称専門家」がいるが、こういう人はもちろんマンション木造の違いなんて理解してないし、さら木造でも昔の家と今の家では壁の中の構造が違うから、一概に「気密性が低ければ風通しが良い」なんて言えないことも、正確に理解していない。

 

 今の家では「気流止め」という施工が壁内に施されている。(https://www.dannetsu-takumi.com/contents/column/kiryudome/

 昔の日本の家では、床下、壁内、天井に至る全体が通気口役割果たしていた。空気が壁の中を自由自在流れることで、湿気やカビを防いでいたのだ。

 しかし、それでは当然、寒い日は寒く暑い日は暑い。外気そのままの環境を家でも我慢しなければいけないことになる。まさにあばら屋だ。

 だから現代住宅では、基本的にすべての床、壁、天井に「断熱」をする。そして「断熱」をするためには、逆に「気流止め」を施して、壁内を空気が動かないようにした方が良いのだ。

 これ以上の理論的な説明はここに書くには専門的すぎることと、検索すれば専門家のページがいくつも出てくるから割愛するが、この「気流止め」を理解していないと、風通しが良くなってカビないどころか、北海道で起きた「ナミダタケ事件」のような凄惨な結果が待っている、ということだけは書いておく(検索してみよう)。

 マンション場合、壁はコンクリートの完全な一枚板なのだから、はなから通気なんかしないのは言うまでもない。

 

 このように、現代の家はより過ごしやすくするために、見た目は同じでも、昔の日本家屋とは壁の中の構造がまったく変わっているのである。当然、その根拠には(ナミダタケ事件以来)半世紀以上に渡る科学研究がある。

 「カビない家」に対して現代科学の出した答えは「気密」し「断熱」し、空気の籠るところは「換気扇で換気する」だ。

 まかり間違っても、すきま風のする粗悪な家を作ることや、無駄な「風通し」で外気からわざわざ湿気を取り入れることではない。

 

母はもう仕方ない

 母のようになるともう仕方ない。本当は老体にも悪いからやめて欲しいが、まあそれも本人の人生だろう。

 しかし、素人の母のレベル認識が止まった自称専門家いつまでも嘘をまき散らし、若い人がまだそれに騙されるという現状はいくらなんでも忍びない。

 少なくともそろそろ、無根拠な「通気」信仰はなんとかしてくれと思う。

 確かに通気は必要だ、しかし、それは「どこに空気を通すのか」をキチンと理解した上ででなければならない。

 なんとなく「通気してるから」良いなどと信じていると、ナミダタケ事件のような逆効果なことはいくらでも起こってしまうのだ。

 

 室内の温度湿度コントロールに関する科学的な研究というものは、もう半世紀も実績がある。

 というのも半世紀前、オイルショックを景気に、世界中暖房エネルギー削減の研究を始めたからだ。

 現代は、アテカンや習慣で家をつくる時代ではない。

 もう少し、科学言葉に耳を貸そうよと言いたい。

 

2024-05-28

ジョン・ケイの飛び杼って高校世界史では簡単説明されるけどさ

実際具体的に動いてる図を見るとかなり複雑だよな

そりゃ結果としては

・並んでる経糸が交互に上と下に分かれてそこで車輪を使って半自動で横糸を通すための仕組み

なんだけど工学構造ちゃんとやらずにこの事実文章だけ教えられても何のことやらっていう

anond:20240528180717

その話題はマズい。荒れる。

女性器の構造上蒸散が多いって説明がなされるが、ならばスカートに準じて女子ズボンも通気フラップを備えてなきゃおかしい。

しかし、そのような工夫はまったくされないので詭弁とわかる。

ポイント女性たち自身が好んで子どもたちに押し付け、自らもジェンダーロールを積極的に受け入れてるという都合の悪さ。

幼少期から精神に強く刷り込まれ内面化されてるので理屈反論できない、ただただ感情的になるしかない。

anond:20240528181401

では、女性器は構造的に蒸れやすい。

蒸れるとかゆくなったりするので、通気性の良いスカートには一定合理性がある。

anond:20240528173119

女の子の体は構造的に、自分意志とは無関係パンツを汚してしまうことがあるの。

息子君も、ウンチ漏らしたときに誰かにパンツ観られたら恥ずかしいでしょ?

パンツ見えた、ウンチ見えたって騒がれたくないでしょ?

その恥ずかしい気持ちがわかるなら、女の子パンツが見えてもみないフリをしてあげるのが

カッコイイ男なんだよ。

くらい言ってやれ

ガールズバンドクライ見たけどそんなおもろいか

今期アニメガールズバンドクライというのがある。

最初3Dということでなんとなく敬遠していたのだが、自称硬派アニメオタクたちが大絶賛していたようなので、最新話まで見てみた。

率直な感想として、そんな絶賛するほど面白いか?という感じ。

まだ8話の段階で評価するのは早すぎる、って言うのはごめん。それはその通りだと思う。

いや、もちろんつまらなくはない。

3~4話くらいまでの感情の変化は面白かった。曲も良いし3Dもめちゃくちゃ綺麗で新鮮だ。

あと、見せたいのはメンバー間の素直な感情のぶつかり合いなんだろうけど、単に俺がそういうアニメにそんなに惹かれない、ってのはあるかもしれない。

以下適当感想羅列する。

##バンド活動商業的にとんとん拍子すぎ。

これがいちばん引っかかった。

資金調達なども苦労してるように見えない。ライブやグッズ、衣装を当たり前のように用意しているようだが、その金はどこから

特に歌の能力に関する描写のない主人公高校だけバンドやっていたというスバル、元有名バンドを脱退した桃香、あとなんか有名な6話から出てきた2人

メンツで、事務所マネージャーなども無しに、とんとん拍子に人気が出るようになっていくのかわからない。

→仮に「桃香ネームバリュー」と反論されるとしたら、「それ、アニメとして意義ある?」となる

→仮に「主人公の歌への感情のこもり方が心に響くから」と反論されるとしたら、もう少し抽象化すると「虐めや過干渉被害者=歌で人を説得できる才能の持ち主」、という主張になってしまう。浅くても良いので、例えばせめて歌うことは昔から好きだった、とか納得のいく前提が欲しい。

→仮に「そこが見せたいところではないので省いている」「アイドルアニメなんてそんなもん」と反論されるとしたら、まあ理解はできる。でも、アイカツラブライブみたいな明らかな2次元に閉じた作品ではなく、3Dかつ実在する要素を多数入れたリアリティっぽいアニメで、ダイヤモンドダストに勝ちたいというのが主人公桃香対立構造の中心にあるのであれば、(メンバー間でのいざこざはあれど)「あ、そこはリアリティ無しにとんとん拍子で上り詰めて行っちゃうんだ〜」とは違和感あった。

##主人公が、ルパと智に対してたった1〜2話で距離詰めすぎ。人見知り設定はどこに行った?

すばるに対しては最初はかなり拗らせていてまるまる一話使ってその心情変化を描いていた。

・一方、後から出てきた2人は6話から出てきたのに、その人見知り設定が放ったらかしに。あれ?克服した描写あったっけ?

挙げ句の果てに、なぜ古くからバンドメンバー並みの距離感になっていて不自然いくらなんでもそうなるか?というのが率直な感想

##要所でのライン超えの行動

ミーム化を狙ってるのか知らないけど見ていてキツい行動がそこそこ出てきて恥ずかしくなる。

・2話か3話でライトを振り回してたけどちょっとドン引きした。

居酒屋飲み物掛け合ってるのヤバすぎ、店で大声出しすぎ、誰か注意しろ、家か楽屋でやれ。

トラックの前に急に飛び出すのマジでやめろ、危なすぎ。

もちろん、全部あくま偏屈な俺の意見なので、ガルラファンがこれ見てたら好きに反論してくれ。

知的生命体の進化レベル

1. 感覚レベル

単細胞生物や単純な多細胞生物に見られるような、基本的感覚能力を持つ。

刺激に対する反応、光や温度の変化の検知など、限られた情報処理能力を持つ。

2. 知覚レベル:

感覚レベルに加え、より複雑な情報処理能力学習能力を持つ。

周囲環境認識し、行動をある程度制御することができる。

3. 意識レベル:

知覚レベルに加え、自己認識主観的体験を持つ。

過去記憶や将来の計画を立てることができ、感情感覚経験することができる。

4. 社会的知性レベル:

意識レベルに加え、複雑な社会構造形成し、他個体と協力したり競争したりする能力を持つ。

文化言語を発達させ、倫理観道徳観を持つ。

5. 宇宙的知性レベル:

社会的知性レベルに加え、宇宙生命起源について理解し、他の惑星文明交流する能力を持つ。

意識電磁波重力などの基本相互作用によって成立している。

5. 脱相互作用レベル:

意識構成する条件がなく、意識意識のみで成り立ち、電磁相互作用重力相互作用強い相互作用弱い相互作用制限から解放されている。

生命ではなく、次元限界がない。

ネットの争いを傍観して

仲間(かつての)たちAと別の相手たちBとの対立構造が生まれているのを最近しった。

おやおや、と思ってSNSを覗くと、仲間のなかに新たに仲間になった面々がよくないと把握した。

エアリプ悪口をいう、その悪口センスがない、匿名相手暴言を吐く。どっちがいい悪いでいえば、かつての仲間たちAを贔屓目に見て、対立している側が悪いんだろうなと思っていたが、そのセンスも知性のかけらもない悪口を見ると、ああ、これはAたち、やっちまったなーと感じた。Aたちに正義があるとは思えなかった。

そして、今はもう離れてよかったと噛み締めてる。あまりにもレベルが低い。誰にも言えないけど、そうまでして推しが、推しが、という心境にはなれないな……。

何故日本ではデモが起こらない?

現代日本社会は有能なやつが能力に見合った報酬を得られる、能力と対価の交換が非常に効率的社会になってるから、有能なやつがデモ一揆する下級側の組織に入って利益を得ることがない

なぜなら優秀なやつは稼ぐチャンスが豊富で稼ぐ手段複数から自由に選べるから上級になりやす

社会を変える力のある規模の組織的大規模デモ一揆は、優秀なやつが組織の下級側に燻ってる構造じゃないと起きない

優秀なやつは自力で成り上がるチャンスが一昔前に比べて爆発的に増えてるから下級で燻りづらい

一昔前は出身学歴人種階級による差別が強く、優秀な人間が下層で燻る可能性が低くなく、知能が高くて優秀な下級が団結して社会変革を起こすことは可能だったが、

国境がほぼなくなり情報海外から得られて移動の自由保証された現代では、優秀な人間が上層に階級移動し、無能が下層に下落する社会効率が非常に高くなった。

なので社会を変えるような大規模デモ組織されない。何故なら、大規模組織を維持運営できるような有能は既に起業していたりして対価を得ることができる世の中になっているからだ。

そして無能は団結できないし、大規模組織を維持運営することはできない。無能が何百万人何千万人いても、彼らは団結できないし組織をつくることはできない。

から自民党下野しないし、多数決議員が選出される議会政治圧倒的多数経済弱者が主導権を得ることができず、圧倒的少数の強者に主導権を渡しているのだ

anond:20240528085640

マージで分かる。

中学校の頃から年代との会話が苦痛で仕方なかった。

それが勉強モチベーションに繋がって高校から偏差値の高いところを目指し

まともな人間、まともな大人と会話するようになって初めて世界に居心地の良さを感じた。

公立学校教師の質もマジでクソ。でもしか先生じゃないがマジで社会経験無さすぎる。

いやまあ、結局経営者になるとその論理を使って社員組織を回してもらうんだけどね…

ただこの構造って、どんな社会形態であろうが変わることは無いと思う。

構造自体を変えようと思うのなら、まさにすばらしい新世界のようなAIと薬に管理された社会しかありえない。

この辺を新しい宗教でも、科学でも何でもいいけど、社会実装した方がいいと思う。

無駄じゃんね。遺伝子出自は変えられないんだから

それを、政治家や、経営者や、資本家に求めること自体が間違ってる。

どういうインセンティブ是正するのよ。

これからAI自動化によってどの国も監視社会になり、倫理観を持てない者は排除に動く。

もっと彼らに敬意を表して、おだてて、気持ちよくなってもらって、より優秀な人になってもらって

おこぼれをあずかることが一番楽ってことに、いつになったら気づくのだろうか。

anond:20240527185025

これは1リアルかも知れん。

弱者男性問題においては『排除』されていった結果、そういう『層』が形成されたと。



ただね、少し言いたいことがあるんだけど、まず『排除』の結果弱者男性という見かけ上の『層』が出来上がっているのであれば、『排除』の構造を正せば『層』そのものが無くなると言う。それはいいよ。

でも一弱者男性(自称するものでもないが)として言わせてもらうと、フラストレーション感じているのは正直そこではないんだよなあ。

もちろん将来的に弱者男性という『層』が無くなるほど『排除』の構造是正されれば、それは素晴らしいことだと思うよ。ただそれは少なくとも今すぐには無理だし、そこに到達する迄の弱者男性はどうしてもあぶれてしまうのを止めることはできない。つまり『手遅れ』の人間には響かんよなあと思ったり。

ちょっと話がズレたな。うん、個人的には『低学歴低所得・伴侶無し』という『排除』の結果の地位には別に不満はない。と言えばウソだが、まあしょうがいかとは思うし、実際それはそこまで苦ではない。

じゃあ何が気に入らないのかといえば、はてなでもツイッタでもいいけど、『弱者男 性』というたまたま形成された仮初めに過ぎないはずの『層』に何故か投げかけられる心無い言葉の数々、なんだよなあ。やれ「弱者男性ミソジニー拗らせたアンフェ」だの、「親に頭叩かれすぎたせいで人権理解できない低能バケモンミソジニーおじさん」だの、『チー牛』とかも併せて検索するとまさに地獄様相を呈している。

「どこかの弱者男性によっぽど酷い目に合わされたんだなあ、気の毒に」と少し思う一方、「知らねんだよ、十把一絡げにして叩くんじゃねえよクソが」とは沢山思う。ここまで好き勝手叩かれる『層』として確立していると、「あくま差別でなく排除なので、排除構造を解消する方向で動くべき」とばかりは言い難い気がするんですよね、個人的には。

2024-05-27

anond:20240527190603

そういうことは元記事には書いてないと説明したつもりだが、読む気がない、あるいは読む能力がない相手に対しては無力だな

本当に虚しいよ

排除に至るまでの構造の違いの話なんだが

もともと存在する属性に基づいて社会的排除するのと、排除された結果属性が作られるのとでは解決のためのアプローチが違うというだけの話なんだけど、なんでそこまで救いようが無いほど卑屈で女性への憎悪に満ち溢れてるんだろうな

本当に虚しいよ

anond:20240527102831

差別とは、歴史的構造のなかで、ある特定属性を持ってきた人たちに対して社会不利益を負わせてきたこ

から特定属性に新しく不当に不利益を負わせてもそれは差別じゃないんかい???

そんで歴史が進んだら差別クラスチェンジするの???

違う言葉使って欲しい。

anond:20240527165645

特定の層を意図的社会から排除したらそれは差別だよ

全く元記事が解読できてないのな

弱者男性はその層を排除しようと意図したのではなく、収入職業コミュニケーション能力などによって排除された結果、弱者男性という層が形成されてしまったものから差別とは問題構造が違うのだと指摘されてる

排除から問題無いなんて書かれてない

差別されている層を無くすことはできないけど、弱者男性排除構造が無くなればその層そのものを無くすことができるだろ?

たとえば極端な賃金格差改善されて低所得でも普通に家庭を持って生活できるようになればかなり解消される

構造が違えば必要アプローチが違ってくるんだよ

アプローチする対象が「差別」なのか「排除」なのかの違い

そこをごっちゃにするとうまく議論できないよと

記事はそれだけのことしか言ってない

排除された結果として受けている不利益差別と同じなので、当事者としては同じだと思うのは仕方ないかもしれないけど、社会課題解決という視点では区別した方がいい

anond:20240527170912

腐女子はうっすら…いやはっきり男性が嫌いな人が多いから難しいと思うよ

ミソジニーをこじらせた非モテおぢと同じくらい嫌悪に囚われてる

似たもの同士だからこそ相容れないのは中韓での反日運動ネトウヨ構造に似ている これらが歩み合って何らかの「共通の敵」と対峙してる姿って想像できる? 自分は無理だ

男性優遇社会だってわかってるなら弱者男性差別存在しない

anond:20240527102831

男性社会全体の構造としては優遇されている

ということは女性は満足に収入を得られないわけで、大袈裟に言えば1人で生活する権利すら奪われているとも言えるよな

から結婚というセーフティーネットを利用して男性享受している優遇を間接的に享受するしかなく、

収入男性ではセーフティーネット役割がこなせないから選ぶわけにはいかない

ゆえにこれは排除

女性非正規労働が多く、社会全体の構造として差別を受けていることは確かだが、非正規低所得であること自体による蔑視を受けることは少ない。低所得であること自体で、異性のパートナーを見つけることが難しくなるということも基本的にはない。男性社会全体の構造としては優遇されている面があることは確かだが、そのために低所得であることで受ける蔑視は強くなる。そして低所得であること自体が、異性のパートナーを見つけることを困難にしている最大の原因ともなっている。


「低収入で下に評価される」という差別男性に限った話ではない

男性優遇社会では、男女で同じ低収入であっても男性だけ批判されることはあるだろう

でもそれは男女で「下に見られる基準が違う」と言うだけの話だ

例えば「男性なら年収200万以下は努力の足りない人」という差別スタートするのに対して

女性なら年収100万以下」がスタートになるっていうことだ

何度も言うけど男性優遇な時点で男性女性ではプレイモードが違うってことだから

イージーモードプレイしているのに3面で脱落するのと、ノーマルモードで3面で脱落するのが同じ扱いになるわけがないし

ノーマルモードでも1面で脱落するようなら「ゲーム下手」と言われるってことだね

まり「低収入で下に評価される」という差別男性に限った話ではないってこと=弱者男性差別というもの存在しないんだ

あるのは低収入差別だけ

男性低所得であることで全人格を下に評価されてしま構造は確実にあり、そのことを「差別」と表現したくなる人が出てきても、それは全く不思議でも何でもでもない。


ついでにいうと男性優遇なのでまず女性権利向上を目指すのも当たり前

だって収入の男女差が男性年収排除せざるをえない最大の原因なのだから

それが無くなれば低年収男性排除も無くなるから

はてブでは人気にならなかったけど、男女の賃金格差が最も低いベルギーでは相手年収は気にしないって記事もある

結婚相手の“年収”は気にしない…男女賃金差が世界最小のベルギーで「私は変わった」 | Business Insider Japan

ここまで差がなくなると低収入差別も「まともな生活ができないほどの低収入」の男女が下に見られるだけなんじゃないかなと思う

さらについでだけど高収入女性でも高収入男性を選ぶ理由

これはもう文化のせいだよね

長年にわたり年収の高い男と結婚する」のが女性の生きる道になってしまっているか

わざわざ「あの人で大丈夫なの?」と言われるような相手は選びづらい

美人定義イケメン定義時代や国ごとに変わるように、人間は「周りが良い」と言っているもの自分価値観も左右されてしま

DNAに刻まれているなら時代で「魅力的な異性の定義」が変わるわけないからね

から周りが良い評価する人=高収入男性になりがち=高収入男性が魅力的に映るってこと

まあ男性優遇社会副作用だね

からこれも男女格差が無くなるにつれて減っていくだろう

anond:20240527102831

伊藤氏の主張の弱いところは、構造的な女性差別が今も存在し、それと同様の被差別男性存在しないことを示せていない点

差別ではなく弱者という観点でも、困難で支援必要女性がいるなら、困難で支援必要男性もいるはず、ということを否定できていない

また、シングルマザー代表的弱者女性として弱者男性比較しているが、それならシングルファザー比較すべき

シングルファザーなんか現状社会的になんのサポート体制もなく、過酷すぎて存在すら難しいのに、それが見えていない

弱者男性問題差別ではなく排除」について

弱者男性」は「差別」されているのか? 社会から排除”されてきた「低学歴中年男性」の支援必要視点

そもそも男性に生じている問題を「排除」ではなく「差別」の文脈で語ることは間違っています差別とは、歴史的構造のなかで、ある特定属性を持ってきた人たちに対して社会不利益を負わせてきたことです。この意味での「差別」は女性が受けている一方で、マジョリティ側の男性は受けていません。

https://ben54.jp/news/1171


kakaku01 家父長制への回帰を求める声は聞いたことがない。差別ではなく排除というのもよくわからん。むしろこの記事のように「お前たちの問題は優先度が低い」とする態度が問題の根幹では。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.ben54.jp/news/1171


伊藤氏には間違っている点と、批判側が理解していない点の両方がある。

まず間違っている点については、弱者男性への「差別」と言うべき事態は確実に存在しているのに、差別ではないと言い切ってしまっていること。一番わかりやすい例としては、婚活パーティ年収足切りされていることや、女性から年収で値踏みされていることなど、「稼ぐ能力の低い男」への差別的な視線や扱いである。ほかにも、同じ「40歳非正規独身」に対する世間イメージについても、女性では「そう言う人も普通だよね」となるのに、男性だと「この人やばくね?大丈夫?」と見られるだろう。これを「差別」と表現していけない、ということはないはずだが、伊藤氏は差別ではないと言い切ってしまっている。

他方で、批判側がきちんと理解していないのは、「排除」という言葉意味いである。伊藤氏が言っているのは、「弱者男性」とは、世間的に一般に期待されている「男性」の社会的地位から落ちこぼれしまったという問題であって、「男性」という属性のもの蔑視されているわけではないということである。つまり、「女のくせに」は女性全般へ見下しがあるので差別だが、「男のくせに」はむしろ男性社会的地位が高いことを前提にしているので差別ではない、ということになる。

社会学や社会政策とか学んでいれば、「排除」と「差別」を慎重に使い分けるべきことを理解できるけど、普通の人には伝わりにくく、言葉遊びに見えることも確かで、一般素人向けとしては伊藤氏の書き方は適切ではなかったと思う。

追記

婚活パーティ年収足切りは「排除」ではないか、という突っ込み複数あったが、厳密に「排除」「差別」を定義すれば全くその通り。ここで言いたいのは、年収でその個人の全人格評価することを「差別」という言葉で訴えたくなる人がいるのは、別に当たり前ことで、「差別ではない」と切り捨てたら反発する男性もそりゃいるだろう、ということ。


女性非正規労働が多く、社会全体の構造として差別を受けていることは確かだが、非正規低所得であること自体による蔑視を受けることは少ない。低所得であること自体で、異性のパートナーを見つけることが難しくなるということも基本的にはない。男性社会全体の構造としては優遇されている面があることは確かだが、そのために低所得であることで受ける蔑視は強くなる。そして低所得であること自体が、異性のパートナーを見つけることを困難にしている最大の原因ともなっている。


そのように、男性低所得であることで全人格を下に評価されてしま構造は確実にあり、そのことを「差別」と表現したくなる人が出てきても、それは全く不思議でも何でもでもない。伊藤氏の根本的な間違いは、言葉定義を共有させることな不可能匿名ネット言論対象にしているにもかかわらず、学者の「排除」「差別」という定義を持ち込んで、「弱者男性差別ではなく排除問題」と言い切ってしまたことにある。



追記2)

差別絡みの話って全部、「差別」って言葉各自オリジナル定義で使ってるだけすぎてマジで関わる価値がない。

anond:20240527103100

これはアウトだろう。「差別って言うけど、しょせんはあなた主観ですよね」という、ひろゆき冷笑主義しかない。

ともかく差別の話は、以下の原則をきちんと踏まえること。

(1)他者の「差別」の定義用法については、ネット素人匿名議論であろうが決して頭ごなしに否定しないこと。

(2)その上で、専門家が積み重ねてきた定義議論は、納得できないにせよ必ず尊重すべきこと。

(3)そして最後大事なのは差別を許さないという姿勢については常に明確なこと。

英語に馴れたら日本語が変になってきた

 増田はこの14年ほど、海外情勢に強い関心を抱くようになり、毎日ストリーム配信海外ニュースをチェックすることと、ニュース記事などを乱読することを続けている。(もちろん、新しい単語表現勉強も欠かしていない)

 その成果あってかなり英語スムーズに読み、聞き、また喋れるようになって来たのだが、困ったことに、次に上げるような弊害が出てきた。

 

漢字を気にしなくなった

 写真をとる to take a picture を「撮る」に変換する考え方とかが凄くめんどくさいと感じるようになった。音で聞いても文脈で聞き分けられるものに、いちいち違う漢字を当てる意味とは? とどうしても思ってしまう。

 

英語の直訳みたいな言い回しが出てくるようになった

 「何故ならば」「というのも」みたいに、日本語表現だと持って回ったものとしてあまり多用されないargumentation(理由付け)をいちいちつける癖がついてしまったり、翻訳調の言い回しにどうしてもなってしまう。

 

長文、複文のイントネーションがわからなくなった

 英語場合、「文が切れてないことを示すために抑揚を上げたままにする」というルールがない、あるいはそこまで重視されない。

 ↑という文を、例えば日本語

 英語場合、「文が切れてないことを示すために抑揚を上げたままにする」というルールがない。あるいはそこまで重視されない。

と二文にわけたときの読み方は、違ってくるのが普通だと思う。

 しかし、英語では元々、口語でも後付けで which is など関係代名詞の複文を継ぎ足していくことが出来るような構造をしているため、短文の連続ひとつに連なった複文で、イントネーションをしっかり変えるというルールがない。だから英語スムーズに読む訓練をするときは、日本語と逆に、「,」だから音を上げたままにする、「.」だから音を下げる、などのルールに拘らず、「,」でも適当に音を下げてしまう。「.」でも音を上げっぱなしにしてしまうというイントネーションになれる方が良い。そうしないと、ネイティブニュースリーダーなどのイントネーションで文の切れ目に変な先入観が入って上手く聴き取れない。

 これになれてくると、今度は日本語の「、」と「。」のイントネーションコントロールが難しくなってくる。

 書いていても、なんとなく複文の途中で音を切ってしま感覚で「。」を入れたり、日本語としては読みにくい句読点の使い方が出てきてしまったりする。

 

 増田学生時代小説など書いていて、「、」「。」の使い方にまで結構拘る方だったのだが、最近はこのせいであまり日本小説などの味わいもよくわからない感覚にとらわれ始めている。翻訳で失われるものってどれだけ重要なのか、と考えて自己正当化を図ろうという衝動も起こりさえする。

 言語の隔たりって、難しい。

2024-05-26

anond:20240526161856

まあ、あなたはそこそこに言語を話すことができますしかし、スラングをいくつか覚えたからといって、仲間入りできるほど簡単ではありません。ゴリラゴリラアルゴリズムデータ構造に没頭できるくらい、精通している必要がありますアクセントがあっても、英語完璧でなくても大丈夫です。効果的にコミュニケーションが取れるのであれば問題ありません。

日本語翻訳してくださいで戻してみた

みどりの窓口論争は学割ネット予約で完結させてから

JR東みどりの窓口激減させた後、削減を凍結してる件

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/05250900/

"削減をいったん凍結”ではなく、窓口を“復活”させるべき

については本当にそう思う。

これ、マイナカード保険証の件に近いと思う。

昔よりは便利になっていってること、その為の努力してる事は分かってるけど、現状で使い勝手悪いサービス対応コスト利用者側に押し付けるな、JR東公共性高いんだしって感じ。

家族学割で取りたい子が含まれる様になるとネットで完結しなくなるんだよ。

中学生高校生の6学年、もしくは大学まで含めると10学年幅があるし、兄弟いたらもっと幅がある期間対象家族が居るんだよ。

あと、ブクマの方に年寄りより若いカップの方が多いってのもあったけど、大学専門学校生とかが学割使って旅行するなら窓口使わなきゃいけなくなるんだよ。

帰省先が、学割使える位は距離があって飛行機じゃないような場所とかじゃ無ければ知らないかもだけど、世の中には結構いるから混んでるの。

GWと秋のシルバーウィーク夏季休暇と正月休み帰省旅行で、別に自分家族が年4回全部出掛ける訳ではないが、世の中の需要は年4回ピークがある訳で、子ども学校もあるからそこで出掛けるとなったら年2〜3回は面倒すぎる状況が10年近く続いてる。

1ヶ月と1週間前から特急券ネット予約出来るからネット予約した後に激混みな窓口で学割乗車券に行くの年々辛くなる。

あと、新年度の通学定期券の購入

https://www.jreast.co.jp/net-de-teiki/receive/tsugaku.html

>学校が発行した「通学証明書」をご提出(「通学定期券購入兼用証明書」をご呈示)いただき、窓口で「ネットde定期申込み」とお伝えください。

これで年5回以上学割由来の窓口需要がある。

入学式後の4/7とか前後

GW分の受取が4月中旬下旬

夏季休暇(7月下旬8月末)分の受取が、7月中旬8月中旬頃まで

シルバーウィークの受取が、8月下旬から9月中旬まで

年末年始分の受取が、11月から12月下旬まで

で、実際には移動日直前で変更したい突発的な理由(子ども体調不良とか)ができたら、ネット購入じゃないから窓口行かないと変更とか払い戻し出来ないんだよこれ。

で、実際に窓口に並んでると発券後の変更対応の人は結構いるんだよな。

なので、窓口必要なのは

4月5月上旬7月8月9月11月下旬1月中旬まで

閑散期が、1月下旬から3月上旬位と、5月中旬6月10月〜11月中旬までじゃない。

まあ、これでも春休みには中高生を連れた帰省旅行がない想定だけど。

話せる指定席券売機がある?

あれな、初手からオペレーターzoomMTGみたいに常駐しておきなよ。

必要窓口分、人員確保しろって話

呼び出してから繋げるんじゃなくて。

繰り返しになるけど、独占企業公共性のある事業利益上げるために利用者側に不便と時間的コスト押し付けるなって思う。

そんな完成度になってないでしょ。

イギリス公共事業水道局民営化したら、今、民営化した会社利益あげて役員に巨額な報酬払う為にサービス劣化が酷いってのと同じ構造だよ。

将来的にAIとか使って窓口に人を雇わなくてもよくなるのは別にいいんだけど、サービスクオリティ担保して切り替えてよ。

現状サービス維持出来ないクオリティのものしかなってないのに窓口減らすのは判断ミスでしょ。

「話せる指定席券売機」の導入で有人窓口減らせるはずって目論見は経営判断としては分かるけど、サービスクオリティが足りてませんでしたってミス

話せる指定席券売機アップデートして対応するにしても1年とかで開発出来ないでしょ。

えきねっとと話せる指定席券売機を、仮に2年後に次の大幅アップデートさせるとするなら、そこまでは窓口戻す対応をとりなって

2024-05-25

anond:20240524195801

元々は社会的弱者っていうけど福祉の網から男性はこぼれ落ちてるよねって話から弱者男性って言葉が生まれたと思うけど、非モテ意味で「弱者男性」使う(たぶん)男が現れてから話が通じなくなったよね

社会的弱者はそういった活動をする余力がなく、女性場合フェミニズムによって多少なりとも社会的弱者女性は救われているのは間違いないだろう

からこそ福祉女性に偏っている!って怒る男がいるわけで

対して男性にはフェミニストに相当する男性が現れない

自分が考えつくだけでも理由はいくつかある

一つは、女性と比べると男性共感力が弱いこと

遺伝的にしょうがないことだけど)男性女性発達障害割合男性が圧倒的なので、非弱者男性社会的弱者男性共感して差し伸べる手は、女性のそれに対して少なくなってしま

明らかに構造的な欠陥で、社会福祉が充実するほどその差は大きくなると考えられる

もう一つ、社会的弱者男性が声を上げないこと

これはかなり影響が大きいと考えている

社会的弱者男性に対して行動を行うにしても、何を求めているのか声がなければ知る機会がないし、動きようがない

失礼ながらブコメの中には社会的弱者男性と思われる人が多数いるけれど、そういったIDがどういった助けが欲しいというコメントは中々見ないし、それどころか「俺は社会的弱者ではないけどな」みたいな強がるコメント散見される

はてぶの外でも、それを感じることがあると思う

社会的弱者男性として声を上げにくい、男性性を要求する社会が悪いと思って声を上げればいいのにって思うけど、そういう文脈での発言非モテ的な内容に偏る印象が強い

まずは、非モテ意味弱者男性を使う男性がいなくなればと考えている

非モテ意味で「弱者男性」を自称する男性が話を見えにくくしているので

恋愛を非民主化する方向で活動できる、活動したい人はしてもいいけれど、私には非人道的な方向しか思いつかない

anond:20240525165555

資本主義がどうあれ、医師男性が9割以上結婚できてるのに包装業の男性が4割しか結婚できてない差別構造存在している話をしています

anond:20240525013903

お前のロジックどうなってんだよw

差別を解消しないと男女平等じゃない

差別じゃなくて資本主義でしょ

❸ つまり差別構造を認めるわけだよね

いやだから❷!資本主義

ネット論客みたいなの主張見てると

自分たちに跳ね返ってくるとぶっささる理屈なのに、なぜか自分たちは正しいかノーカン

って構造論理ばっかりだよね

これってトリビアになりませんか?

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