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2021-11-09

みかさんへ

大好きなDEFTONESを聴きながら描き始めます

元嫁と起業して10年目、別れて自分会社から去った。

うまくいってない時は良かった。

ただただ金だけ追えば良かったから。

軌道に乗り出して、こうしたいとか、こうすればもっとうまくいくとか、選択肢が増えてからは、元嫁と衝突がどんどん増えてしまい、「俺がいなくなっても自分のやり方で通したい?」と聞いたところ、YESの返事をいただき、元嫁に会社を渡して去ることに。

それから大嫌いだった地元に戻り、親族経営会社に入った。

新しい事業を展開するタイミングだったので、自分経験も役立つと思った。

新しい事業を始めるに当たって、まず手始めに必要なのは無理をすることだ。

0を1にすることはとてつもないエネルギーと金がかかることは重々承知していたから、雇用は断って委託業務として報酬を受け取る形にした。

また、片手間でやっているサイドビジネス報酬が入った時は、その収入分を返金するようにした。

しかしやはりそこは親族経営ならではのなあなあが影響してか、売り上げが少ないことが影響してか、報酬を受け取る度にイヤミを言われるようになった。

すっかり俺の人生は尻すぼみになっていった。

もう夢を見れる時代は終わっていたようだ。

そんな中で、愛し合える人がいた。

家族を持つ人で、正直に言うと最初は遊びのつもりで彼女もきっとそうだっただろうが、彼女が死にかけた時に寄り添うことがキッカケに、彼女を心から想うようになった。最低でも俺は彼女を心から愛していた。

しかし、俺は上記きっかけにすっかり人生を悲観するようになってしまい、どうにも生きる気力を取り戻すことができなくなっていた。

夢も希望も失った人間に、他人を思いやれる余力は残っていなかった。

もう1年以上前から命を絶つことを決めた俺は、何度も彼女に辛く当たってしまった。

距離が遠く離れているから、ただ電話LINE文句を言っただけだが。。

そして来週に迫った死ぬ日を目前にして、また彼女に辛く当たり、酔っ払った勢いでLINEからから彼女とつながっているものを全て削除してしもうた。

優しい彼女は、謝ればきっと許してくれるかもしれないが、もう今さらでさ。

来週で消えてなくなるのに、また復縁したら余計にかわいそうだからこのままにして逝こうと思う。

みかさんさよなら

 
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