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はてなキーワード: 文学史とは

2010-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20101208200649

結論から言えば、かなりの確率で「話題にすらならない」よ。

そしてあいつは使いにくいってことで仕事を干される。漫画なんかと違って発表の媒体ほとんどないからね。そこで終わり。

だって、このクラスタに居る人間は吹けば飛ぶ奴が過半数だもの。

大抵の人が出版社にとって「別にいなければいなくてOK」な存在だけに、はてなより遥かに発言しにくい。

だから同業者の集まる飲み屋でグダグダ言って終わる。狭い世界だしね。

石原批判したいって人は多いのに結局誰も発言できない狭い村のお話。特に若手は発言権ゼロだからね。

文芸誌って歴史的に色んな作家やらなんやらが論戦する場所だったわけですよ。大体文学史って常に大喧嘩してるでしょ。

そんな活気すらないのが現状だからね、こりゃもう筆折って死ぬべきかもわからんね。

キガリたいなんてのはともかくね。

言いたいこともいえないこんな世の中じゃって話ですポイズン。あの爺を背中から刺してやりてーな、と思っただけですよ。

http://anond.hatelabo.jp/20101208194457

最近だと新作についてのコメント

文学史に残る身の程知らず」「黙れゴミ野郎」「死ね、今すぐ死ね」などと大好評です

22世紀の『オイディプス王』『神曲』『夜の果てへの旅』を書きたかった」

とか言っちゃう人だからしょうがない。

まぁ、姿が見えると一斉にみんな黙るけどね。俺含めて。死ねるからな。

2010-05-04

16歳で初めて東京へ遊学、初め漢学を次に哲学を志して遂に大学予備門に入学、東京帝国大学では国文科に入り、二ヵ年の修行病気のために退学した。居士は大学で修める学科が居士の志す所と没交渉のものが多いからというのを退学の一理由としているけれども、勿論病気ということもその退学原因の重大なものであった。

退学が病気に因る如く、居士の事業また病気によるものが多い。その俳句研究を始めたのは喀血後明治21、2年頃からである。 「俳句研究せねば、足利以来の日本文学とその思想は到底鮮明することは出来ない」 とは、その頃居士が他に語る口癖であったが、斯く考えることもまた病身ということが手伝って力あるものである。そうして24歳より俳句復興革新に志し僅々5年29歳の頃には略ぼその大業を成就するに近くなったのである。

次に30歳頃から和歌革新を思い立ち、「紀貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ歌集に有之候」という当時としては歌壇の反逆児としか思えない畏る可く宣戦の言葉を放って健闘すること3年有余、その34歳の頃には既に速くも歌壇一千年の永き惰眠を覚醒し、写生趣味による真実味と自然味とを和歌に注入して以て殿上文学たる和歌を地下の書生学徒の手に移したのであった。

次で文章の革新をも思い立ち、写生趣味を加えた言文一致の文を発表し、真実自然のままに叙写するのでなければ、到底永遠生命ある文章を得べからざることを称道し、所謂写生文なる一派の文を興すに至ったのが、明治32年頃からその晩年たる35年頃までの活動により成就せられたのであった。漱石の猫が生まれたのもまた実に子規居士の造った揺籃に於てしたのである。

かような明治文学史上に最大の意義ある事業を為す傍ら、明治24年頃から、俳句の分類だの、俳家全集などの編著にも精力を注がれた。

20歳喀血し、30歳脊髄を冒されて、腰は全く立たず、カリエスは開口して漏膿し、痛苦を伴った。30歳の頃以後は年百年中37度ないし39度くらいの体温を干満した。生まれて虚弱、13歳より5、6年僅かに小康を得、そうして盛年常に病魔に冒されて以て一生を終わった。居士は畢竟病を以て終始したものである。そうして享年僅かに36歳、明治35年9月19日示寂せられたのである。

寒川鼠骨「子規居士小伝」より

2010-01-28

[]最高に弱まった無職が薦める百冊より少なめの本

http://anond.hatelabo.jp/20100127001517

さらにヴァージョンアップさせるとこうなる。

差し替え
  1. 『私とハルマゲドン竹熊健太郎
  2. 『檻の中のダンス鶴見済
  3. 『翔太と猫のインサイト夏休み永井均
  4. 『アストモモンガ橋本治
  5. 因果鉄道の旅』根本敬
  6. 超芸術トマソン赤瀬川原平
  7. 自転車旅行主義』 香山リカ
  8. 天使王国浅羽通明
追加
  1. 『立志・苦学・出世受験生社会史』竹内洋
  2. 1968年スガ秀実
  3. 日本の思想』丸山眞男
  4. 現代詩の鑑賞101』大岡信
  5. 『「知」の欺瞞』アラン・ソーカル
  6. アナロジーの罠』ジャック・ブーヴレス
  7. 『「世間」とは何か』阿部 謹也
  8. 『一九七二』坪内祐三
  9. ストリートの思想』毛利嘉孝
  10. 数学ガール結城浩
  11. 虚数情緒吉田
  12. 『無産大衆神髄』矢部史郎山の手
  13. スカートの中の劇場上野千鶴子
  14. 日本文学史序説』加藤周一
  15. リベラリズムの存在証明稲葉振一郎
  16. 自我起源真木悠介
  17. 『知恵の樹』ウンベルト・マトゥラーナフランシスコバレーラ
  18. イスラーム思想史井筒俊彦
  19. トンデモ本世界と学会
  20. 自殺直前日記山田花子
  21. 東京いい店やれる店』ホイチョイ・プロダクションズ
  22. マクロ経済学スティグリッツ
  23. ミクロ経済学スティグリッツ
  24. 社会学』ギデンズ
  25. 文学とは何か』イーグルトン
  26. 日本史山川出版社
  27. 世界史山川出版社
  28. 『辞典・哲学の木』
  29. 岩波文庫解説総目録
  30. 社会学文献事典』
  31. 『BOOKMAPPLUS』
  32. 学問がわかる500冊』
  33. 『「テクノ歌謡ディスクガイド
  34. ミニコミ魂』串田努
  35. 山崎浩一世紀末ブックファイル山崎浩一
  36. 『いかにして問題を解くか』G. ポリア
  37. ゲーデルエッシャーバッハ - あるいは不思議の環』ダグラス・ホフスタッター
  38. 四次元冒険』ルディ・ラッカー
  39. 論理学をつくる』戸田山和久
  40. 倫理問題101問』マーティン コーエン
  41. 想像博物館荒俣宏
  42. 魔法使いの丘』ソーサリー
  43. 『変体少女文字の研究山根一眞
  44. 『グラモフォン フィルム タイプライター』キットラー
  45. フラジャイル松岡正剛
  46. アメリカン・コミックス大全』 小野耕世
  47. 東京大学ノイズ文化論」講義宮沢章夫
  48. 文学賞メッタ斬り!大森望豊崎由美
  49. ライトノベル「超」入門新城カズマ
  50. 現代思想1997年5月号『特集・ストリートカルチャー
  51. ユリイカ2007年6月号『特集・腐女子マンガ大系』
  52. モダンガール論』斎藤美奈子
  53. 『今月のフェミ的』あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG
  54. 利己的な遺伝子リチャード・ドーキンス
  55. 『100台のコンピュータスタパ斉藤船田戦闘機
  56. 死刑全書』マルタン・モネスティエ
  57. エロスの涙』バタイユ
  58. 流行人類学クロニクル武田徹
  59. プログラムはなぜ動くのか』矢沢久雄
  60. エミュレータのしくみ』某吉
残しておく本
  1. ゲーム的リアリズムの誕生東浩紀
  2. 『逃走論』 浅田彰
  3. 『寝ながら学べる構造主義内田樹
  4. ゼロ年代の想像力宇野常寛
  5. 『ぼくたちの洗脳社会岡田斗司夫
  6. おたく精神史』 大塚英志
  7. 『よいこの君主論』 架神恭介
  8. 戦前少年犯罪管賀江留郎
  9. おまえが若者を語るな!』 後藤和智
  10. 『現代マンガの全体像』 呉智英
  11. カノッサの屈辱小山薫堂
  12. 『生き延びるためのラカン斎藤環
  13. ニッポンの思想』 佐々木敦
  14. 洗脳原論』 苫米地英人
  15. 『青いムーブメント外山恒一
  16. チベットモーツァルト中沢新一
  17. 自分探しが止まらない』 速水健朗
  18. 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら
  19. 電波男本田透
  20. 貧乏人の逆襲!』 松本哉
  21. サブカルチャー神話解体宮台真司
  22. 趣都の誕生森川嘉一郎
  23. 『たかがバロウズ本。』 山形浩生
  24. 『超クソゲー箭本進一
  25. 日本映画史100年』 四方田犬彦
  26. 『シミュレーショニズム』 椹木野衣
  27. 恋愛小説ふいんき語り』 米光一成
  28. 戦後ギャグマンガ史』 米沢嘉博
  29. 日本の10大新宗教島田裕巳
  30. 『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』 ブルボン小林
  31. 映画の見方がわかる本』 町山智浩
  32. アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

2009-09-20

http://anond.hatelabo.jp/20090920131225

理系じゃなければ、数学だけじゃなく、化学だって化学反応式を覚えてる人も多くはない。

物理だって生物だって同じようなもん。

文系科目でも、中学レベル公民地理歴史の知識もない人は多いよ。

国語だって、現代文の読解はそれなりにできるだろうが、古文・漢文はどうかな?それから文学史も。

英語も……

2008-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20081215105248

「第二次」が名称としてマイナーというのはその通りなので別に異論はないけど、作家としては超メジャーなので言及しておくよ。

昔の小説家の「第3の新人」も第2が見当たらなくね? なんかはあるんだろうけどさ。第2に相当するもんが。ただマイナーっつうか。

俗に第一次のあと、第二次と言われた人々は、小説の手法などを一気に革新戦後小説世界を開いたと言われています。

世界のミシマ」こと三島由紀夫ノーベル賞候補」だった安部公房全身小説家こと井上光晴

他に「出発は遂に訪れず」で有名な元震洋特攻隊隊長島尾敏雄。「広場の孤独」の堀田善衛など、知らなきゃモグリっつー人々です。

相当重要な人々であって、日本文学史を語るには欠かせない。名称ももっとメジャーになると良いなあ。まあ周囲が勝手に名付けただけで徒党を組んだワケじゃないし、そもそも名称なくても全然構わない存在感がある人らだからいらないと言えばいらないんだけどね。

2008-10-21

外国古典を気軽に話題にする難しさ

http://anond.hatelabo.jp/20081020231740

シェイクスピアヘッセトルストイヘミングウェイホメロス ドストエフスキー

この中だとヘッセ以外ならだいたい読んだよ。

ホメロスって長くて面倒だけど結構おもしろいよな。

神様につく枕詞がいちいちかっこいい。物語自体の意味なんてわからなかったけど、ホメロス読んでると現代文学がおもしろくなる。ジョイスだったり。

たしかに自分のまわりにもほとんどいないな。文系だけど。

でも、もし語れたとしても語る内容が重くなるから気軽にはなせないんだよね。

それだけじゃなくて、少々わかりにくいし意味だってどうとでも取れるから、適当なことを言ったらバカにされそうだし、背伸びしてこむずかしいこと言ったら相手が「うーん」とか言って黙り込むし。たまに原典厨がいて(帰国子女外国語が得意な人に多い)、日本語訳しか読んでないくせに偉そうに語るなと陰で言われることもある。ある意味間違いではないけど、そういうこと言い始めたらなにも始まらない。

本当はドストエフスキーは笑えるほどおもしろいらしいね、大学先生が言ってた。それなのに、私小説あがりの陰気な日本文学史の態度で読むのが(インテリの)マナーみたいになってるからみんな難しい顔して読まないといけないようになってしまってると僕は思う。たとえばアメリカビートあたりはもっと楽しく読めるけど、そういう明るいのは正当に評価されないし。実験作品でも笑えない言葉遊びだけが文学的に評価されて笑える言葉遊びは評価されてないと思う。

それから、読んだことの見栄や既得権意識邪魔してる。今でも憶えてるけど、僕が高校生の頃ライ麦畑でつかまえて学校図書館で借りたら「おっ、ライ麦か、ふーん」と読書家の友達からちょっと上から目線コメントされたことがある。

似たような感じだとドストエフスキーだったら3作読むだけでも大仕事なのに、「地下室読んでないの?あれは基本だろ!」とか「死の家の記録は彼の転換点なんだから、読んでないなら彼を語るな」とか「ニーチェも読んだ?バフチンは?読まないとダメだよ」なんていくらでも言われる。読んでることが既得利益になってる、情報ならなんでもそうだけど。そうやって見栄を張るための道具になってて、さらにはプロ批評家同士が勉強不足をなじることで議論に打ち勝って原稿料をせしめるというシステムすらあるから、なかなか声に出しずらいんじゃないかと思っている。別にアホな感想でもいいから気軽に楽しく読んで話せたらいいのにと思うけれど、そういうつっこみが怖くて誰も語らないからどこに行っても話題にならない。

結局読書自己完結なんだから良いのかもしれないけど、読書は上からありがたく拝見させていただくだけ、という図式になってるのが問題なのかなと思う。この形式は読書感想文なんて最たるものかもしれない。一人で静かに書いて先生にみてもらう。そして先生が採点する。そういうのより、みんなで3冊ほど読んで、昼ご飯食べながら2時間くらいしゃべったりしたほうが、活字離れはなくなるはず。逆にマンガみたいなのは下からの支持があって成立するからみんながわんさか話し合って業界全体が盛り上がれる。ただし、みんなにみてもらわないと成立しないというのは弊害もあって、萌えなんかの要素に頼ったり、似通った感動パターン作品を量産してしまう欠点はある。そういうのがあって深みがないだとか他の分野から言われることもあると思う。ライトノベル携帯小説の強みは楽に読めて楽に人に勧められる点にあるのかもしれない。

殴り書きしてみたけど、こんな感じかな。

もしかしたら、こういう風にきまじめな分析をしてみたがること自体が気楽に話せなくなる理由の一つかもしれないけれど。

とりあえず、ここで気楽に話してみたらどうよ?

2008-08-07

つまみ食いというよりも

つまみ食い、というより、指示待ち人生、つーかね。

ただ人生のいいとこつーのは、それはそれで修正効くとこかな。人間の脳の可塑性は半端じゃないから。

だって年取ってから眼鏡かけてもしばらくすればフレーム認識処理から完全に消しちゃうんだぜ。

極論言えば『世界が倒立して見える眼鏡』かけても一週間もしたら正常に見えるようにしちゃうんだぜ。

それでエラーとか出ないんだぜ。

脳神経のシステム管理者って超優秀。超ヤバい。

ずっと公務員小役人のまま一生を終えるかに見えて、50を過ぎてから突然書き始めた絵で歴史に名を残した人がいる。

逆に50歳過ぎるまでずっと生活のための絵描きをしてて、50過ぎてから始めた俳句文学史に名を残した人も、

50歳まで商売人として仕事してて、引退してから地図作製を学びそれから日本中を足で歩いて詳細な地図を作った人もいる。

何かをはじめるのに遅すぎるということはない。

遅すぎるように思えるとしたら、それは遅かったことを言い訳に何かをあきらめようとしているときだけだ。

http://anond.hatelabo.jp/20080807084901

2008-06-27

プロレタリア文学

日本史で習ったけど、小林多喜二、「蟹工船」以外は知らないな。

蟹工船ブームをきっかけにプロレタリア文学復権フェアなどやってほしいな。

文学史にも詳しくなれそう。

2007-04-17

100年前に一人のびんぼーサラリーマンが…

今から100年前に一人のびんぼーサラリーマンが、やっぱり「特に理由もないけど、今日は妻に花を買って帰ろうかな」と思ったらしい。なぜかうだつがあがらない自分の身の上を嘆いて、ふと心寂しくなったからだったそうな。

最も彼はめちゃめちゃ貧乏な上に浪費家だったので、本当に妻に花を買って帰ったかどうかもよく分かっていない。また仮に買って帰ったとして、妻がそれを見てどうリアクションしたかも分かってない。そもそもその家に花瓶があったかどうかもよく分かってない……狭い二階の二間の間借り生活だったので。実際に花を買って帰ってたら多分妻に怒られたことだろう。花よりも今日の米代が無いような月給前借り前借りの生活だったのだから。

それに比べれば、怒られる心配なく花を買って帰れる我々は彼よりはいくらか幸せだ。そんなわけで、やっぱりたまには花を買って帰ったりするのが良い。経験上、余程のことがない限り大体歓迎される、…と思う。ただしアレルギーや呼吸器系に難のある家族のいる場合は、ちょっと注意した方が良い。

ちなみにその男、名前を石川一という。結局何者にもなれずうだつのあがらないまま数年後に結核で死んだ彼が、生前ペンネームを「啄木」として出版した歌集で文学史に名前を残そうとは、彼自身生前予想していたかどうか。http://anond.hatelabo.jp/20070417112839

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