はてなキーワード: インド洋大津波とは
The New York Times に 日本だからこそ、この被害で済んでるみたいな記事があったので意訳。
「Japan’s Strict Building Codes Saved Lives」
http://www.nytimes.com/2011/03/12/world/asia/12codes.html
日本では、海岸線沿いの防波堤から揺れることで地震の衝撃を吸収する超高層ビルまでが、世界で最も厳しい建築基準法によって建造されており、日本ほど地震に耐えうるよう準備されている国はない。
日本以外の国が、金曜日に日本を襲ったM8.9の地震に見舞われたとすれば現時点で死者は数万人となっていただろう。しかし、(後々増加するのは確実とはいえ)日本での死者は数百人である。
長年にわたり日本は数十億ドルを費やし、地震や津波に対する最先端技術を開発してきた。
2004年のインド洋大津波において海岸付近に居残ったことで多くの犠牲者がでた東南アジアとは異なり、定期的に地震や津波がおこる日本では定期的な訓練によって、日本人は地震や津波への対処法を心得ている。
日本の海岸線に沿ったエリア、特に過去に津波被害に遭ったことのある地域では、より最善の地震や津波に対する準備がなされる。地元当局は通常、各家庭に設置された緊急システムを通じて直接連絡を取ることができるし、主要な高台へ通じる避難ルートは明確になっているのだ。
日本は「tsunami」という単語を世界に広める程の国であり、1980年代から1990年代にかけては多くの地域で約40フィート(約12メートル)のコンクリート製の防波堤を作った。
加えて、沿岸部の町ではセンサーによるネットワークが構築され、全ての住居でアラームが鳴るようになっており、地震の際には自動で水門が閉まり、川を遡る波を防止する。港にも大抵の場合(避難用の)高台が準備されている。
しかしながら批評家は、防波堤は目障りで環境にも悪いという。彼らによれば、防波堤は誤った安心感を沿岸住民に植えつけ、定期的な訓練への参加を疎かにさせてしまう。また、住民から海が見えなくなる為、人々が波のパターンを観察できず、海を理解する能力が低下してしまうというのだ。
NHKによれば金曜日の津波は、いくつかの防波堤を乗り越えたという。しかし、今すぐには分からないが、防波堤か定期的な訓練、もしくはその2つの両方があったことで、人々は高台に非難でき、死傷者数を抑えられたのだ。
しかし、今日は徐々に被害が明らかになって、ホント悠長なこと言ってられなくなる気がする。
本当に被災地の皆さん頑張って!