ただ、反対派を擁護するつもりは無いのだが、おっさんとしては心配になる事が多い。反対派のやっていることが事実上、ネット(SNS)で騒ぐ程度にとどまっているからだ。
現状の日本の政党や国会議員・地方議員を見渡しても生成AIを規制しようぜと公約してる様子が殆ど無い。自民党はもちろんだが日本共産党からもそういった声はあまり聞こえてこない。通常、こういう時は泡沫政党が極端な事を言い出したりするものなのだが困ったことにそういう様子もない。
俺は生成AIに反対している人の声は集約すると「法律が追い付いていないから法整備を進めようぜ」というところにあると思ってる。
ならば(少なくとも日本では)必然的にやるべきことは見えて来ると思うのだが、困ったことに議員に陳情したり大学教授を担いで有識者会議に送り込んだりするといった戦略的な動きをあまり見せていない。
秋葉原で署名集めをするとかデモ行進をするという泥臭い活動も見かけたことがない(あるにはあるのかもしれないが)。ひょっとすると若い奴らに署名集めをするとか、ロビイングといった行為に「ダサいもの」」 「アンフェアなもの」という意識でもあるんだろうか。
SNSで「生成AIほろぶべし」みたいな投稿に30万のGOOD評価が付いたことで、何かが大きな前進をしたと喜んでいたりする。昨今のとある選挙結果がそうであったようにネット世論を軽視するわけではないが、それだけじゃあ法律は何も変わらないぜと言ってあげたい。