2024-09-10

現実にいるレベル豆腐を食う限界

毎晩豆腐を食っている。

水でもどしたワカメ塩昆布を上から乗せ、醤油ごま油を垂らして食う。無限に食える。毎晩こればかりだが永遠に食える。

さる地方都市に住んでいて、おそらく市内で一番食っているのではないかと思うが、県内だと自信がない。まして国内だと上には上がいる気がする。

そういう気がするのだが、では、普通に食っているレベル限界で、一番食うやつははたしてどのぐらいなのか?

例えば、極端な話、何かの競技性を帯びて豆腐と接していたり、強迫観念や意地のようなものがあるなら、一日三食豆腐を食い、加えて間食に食ってもいい。

ただ、そんなやつはさすがにいないだろう。無理することなく、なんなら、豆腐をよく食うという意識さえない、そういう意味で言う「普通に食っているレベルである

一日三食豆腐を食うような生活から一種の無茶を感じるが、朝夕に冷ややっこを一丁ずつ、これぐらいになると俄然、現実味が増す。

というかたぶんそういうやつはいる。

そこからさら豆腐味噌汁を合わせる、ぐらいのことを天然でやっているやつも、わずかだがいるだろう。つええ。勝てねえ。

あと、麻婆豆腐専門店ベテラン従業員とかも、まかないでハンパない量を食っている可能性がある。

さらに、夜はまかないで豆腐を食い、こいつらもまた、朝にしれっと豆腐味噌汁も食っている可能性がある。

これも、無理なく生活に取り込んでいる豆腐の量が常軌を逸しているパターンである。こういう手合いと話をする機会があって、

「夕飯は毎日麻婆豆腐なんですよ~」とかつって、手ごわい、と冷や汗をかきつつもそうなんですか、とか言って、じゃあ朝飯は毎日何食ってるんですか、と

尋ねたら、えーと、豆腐のお味噌汁と…って、これも豆腐ですね~、とか朗らかに笑われたときの敗北感はすごいだろう。

対抗するには俺も豆腐味噌汁を食うしかないが、趣旨おかしいのであって、そこまでは豆腐を食いたくない。

俺にとっては、夕飯に一丁の冷ややっこ、俺にとってこれが「豆腐」なんだ。俺は「これ」なんだ、これでいいんだ、とスポーツ漫画の1.5流のように、

憑き物が落ちた顔で笑う。

というかこの世の豆腐は冷ややっこか麻婆豆腐味噌汁しかないのか。そんなはずはないが、自然に食っているやつの限界

どこなのか知りたいと思っている。

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