2024-09-07

誕生日おめでとう。

誕生日だった。

この日ばかりはどうしても今までの自分生き方について考えてしまう。

完全なる中年なのに結婚もしていない。子供もいない。毎日働いて慎ましく暮らしている。

単調な毎日だけど友達にも恵まれて、自分は本当に運が良かった。みんな愛しているよ。

けれど、幼い頃の自分がまだ心の中で泣いているな、と感じるときがある。

思春期の頃、当たり前のように実家に住んでいた自分は、いつも正解を探しながら暮らしていた気がする。

母親ルールの家庭だった。母方の祖父母と同居だったがいつも「母が怒るから」と母親が優先された。

そのため、母と誕生日が近い私にお祝い用のケーキを選ぶ権利はなかった。いつも母の食べたいケーキが用意された。

祖父母がいつも困った風に言う。「私は聞き分けがいから助かる」

ずっと良い子でありたいと思っていた。可愛がってもらいたいと。

同じく思春期兄弟はどんどんおかしくなっていった。家庭内暴力がでてくるようになった。

もちろん1番弱い自分に矛先が向けられることが多かった。

家出した。すぐ実家に戻された。そんな自分母親が言う。

「出ていくならあなた父親のところに行きなさい。祖父母は本当は兄弟のほうが可愛いの。」

自分がまだ幼少期にいなくなった父親に連絡が取られた。久しぶりに顔を見たな。働かず借金をし、女をつくり、もちろん養育費など払ったことがない父親

父は話を聞くだけ聞いて目の前から消えた。

そこから高校卒業するまで実家暮らした。

遠い昔の話だけど、今でも心が痛い。

最近ヤマシタトモコさんの「違国日記」が無料公開されていたので読んだ。無料で読ませていただけるなんて本当にありがとうございます

読み進めるごとに、これは大人が幼い頃の自分を救うための物語だな、と感じた。

そして、私も幼い頃の自分を救うために生きているのかもしれない、と思った。

いつも傷付いて愛されたいと泣いている私。

かに優しくされたいと叫んでいる私。

素直に言えて偉いじゃん。自分くらいは自分のこと全肯定できるようになるといいな。

自分で食べたい物を選んで好きなケーキを買って誕生日を祝う。

なかなか悪くないよね?

また1年よろしくお願いします。

  • おめでとう 良い一日を

  • おめでとう

  • お誕生日おめでとう、いいことしか起きない呪いをかけました

  • お誕生日おめでとう、いいことしか起きない呪いをかけました

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  • 誕生日おめでとう。 親からどんな目に合わされていようとお前と親は別の人間だ。 これからもお前はお前の幸せを探していけ。

  • 家族構成(登場人物)を最初に書いてくれないから読みにくい。 お前勉強も仕事もできないだろ?

  • 増田に良いことありますように

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