2024-04-17

朝日新聞町長にたとえ加害の事実がなかったとしても、完全にアウトなのは草津町議会のもの

 町長にたとえ加害の事実がなかったとしても、この議会のものが十分に性暴力ミソジニーだった。「この議会の様子はYouTube世界配信される!」と町長自身動画内で言っていたので、自身の正しさを証明する機会として、新井議員をおとしめる発言を繰り返したのだろうが、「世界的」には完全にアウトなのは草津町議会のものではないか男性ばかりの歪な議会で、性被害を訴えた女性を「嘘つき」とののしる姿を世界さらしてしまった。

 日本には女性議員ゼロ市区町村が、311あるという(2020年内閣府調査)。全1741市区町村中なので、この国の約18%の“あなたが暮らす街”は、男性だけで大切なことが決められているということになる。日本全国でならすと、市区女性議員率はたったの16.6%で、町村にいたっては11.1%。草津町のように女性がたった一人しかいない議会地方にいけばいくほど珍しくない。

 国政に出るより町議区議のほうがハードルが低そうだし、女性も多そう……ということは全くなく、地域に根づけば根づくほど、そして田舎であればあるほど「女性は家に」の圧力が高く、政治参加が難しい現実があるのだ。

 日本有数の温泉街で繰り広げられるミソジニー議会温泉街女性の働き手抜きには語れない。一昔前は、住み込みでの旅館仕事は、身寄りのない女性の自立の道でもあった。夜のサービス業過去は非常に盛んで、今もコンパニオン需要は少なくない。女性議員があげた性被害の声と、それを数の力で潰す光景に、女性たちは何を思うのだろう。

https://dot.asahi.com/articles/-/81107?page=2

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