2024-02-18

H3ロケット、前回の失敗時、件の質問をしてきた某記者炎上商法としては航空宇宙産業に大きく寄与してるのかもなと今感じている。

その発言への反感と不快感の表明として、JAXAへの興味関心や支持が増えた面もあるようには思う。自分も実際それでJAXA寄付をして昨日の打ち上げまで興味を持って応援してきたので。

その記者はそこまで狙った訳では無いだろうとは思うんだけど。怪我の功名というのか。世の中そういう事もあるよなとは。

1回目の打ち上げ失敗で失われただいち3号についても、あれで試験機に本番機を乗せて飛ばす指示を出した所がちゃん反省してその後JAXAへの予算が桁違いに付いたのも(遅きに失した感はあるが)良い事だった。あかん判断をした。予算ケチってごめん。という気配を感じた。1回目の失敗時のPMが、今回も続けてPMをしていたのも、素晴らしいことだった。本人の逃げ出したり投げ出したりしない精神力強靭さもさることながら、責任を取らせる等といって安易に首をすげ替えたりしなかった上層部判断にも個人的感謝したい。1回目の失敗を「経験」として次に着実に反映させ、引き継ぐ、継承する事が出来る、乗り越えていけるのが人間力なのだと、実証し、発信出来た。

勿論、当初から1回目の打ち上げではだいち3号を乗せずに試験だけして、失敗結果を受けて今回のフライトに乗せてればそのまま順当に運用出来てた訳だが、1つの過程を挟んだことで様々な分岐が発生して、より強固に、安全に、確実になったように感じる。

失敗を経験して、落胆し、責任を感じ、追い詰められたのはPMだけではなく、現場スタッフ全員がそうだったはずだ。その思いを見てきたPMが、彼らにもたらされたその重圧や苦難を、本来なら経験しなくて良かったはずの無駄なことではなく、それがあった結果としてより良くなった今に繋がっているのだと、「より強くなった」と表現した事は、本当に素晴らしいと感じている。

 

新聞の紙面が一面全部使ってこの快挙を取り上げない事をやや不満に感じているが、能登地震戦争紛争の事を思えば、手放しにこの事を賛美する訳にはいかないのだろうことも理解は出来る。

これから彼らについての記事インタビューや文献が多く見れるだろうことを、喜ばしく思う。

おめでとう、おめでとう。

  • なんか構造としてはスポーツチームを応援して感動をありがとうとか、アイドルを応援してるのと一緒だな

    • まさにそうなんだよ。推しに直接投げ銭出来る。 寄付すると確定申告時に寄付分の免除を受けられる寄付金受領書と一緒にJAXAの広報誌(カラー、新聞並、複数ページ)とステッカーと、...

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