2024-01-21

電動オナホって5万円もするくせに全然気持ちよくないよな

ブーンブーンブーングルグルグルグルブーンブーンブーンブーン

「単調やなあ」

最初に突っ込んで感じたのはそれだった。

初めてオナホを使ったときに感じた吸引力への感動を人生でもう一度味わえると思ったが、その期待は裏切られた。

シコシコしなくていいから手が疲れないと思っていたが、実際には重さ数kg取手もない大筒を構えることのほうが、数百gのシリコン上下に動かすよりもずっと手の負担になることもすぐに分かった。

クッションの上に寝かせておけば両手が自由になるかと思い試してみるも、振動によって倒れ込んだ時にチンコグルっと捻り取られそうになったのでこの方法危険だ。

電動と言っても要するにオナホグルグル回したり振動させたりしているだけであり、こんなのは普通オナホ自分の手の中でグルグルと回したり握ったりして用意に再現できるものだ。

「電動オナホ」という言葉が持つ夢のある概念に皆が期待するものは電動オナホでは得られない。

電動オナホを買うぐらいなら2万円ぐらいの尻型オナホを買った方がいい。

尻型のオナホだったら机の上に固定して打ち付けるという普通オナホでは絶対に出来ないことが可能だ。

だがこの尻型オナホにも欠点がある。

冷たいのだ。

人間の体温は36度だが、その温度にならない。

普通オナホは手の中で握って性器とこすり合わせるうちに摩擦の影響もあり最終的には程よい温度になる。

だが尻型のオナホは違う。

内側はそれなりに温まるかも知れないが外は違う。

冷たいのだ。

ネクロフィリア人間からすればこれ以上になく上質な性玩具なのだろうが、そうでない人間からすれば本能的な違和感が拭えない代物だ。

戯れに鍋で尻を煮込んでみたことがあるが、結果としては鍋底に当たった部分を焦がすだけに終わった。

低温調理器具につっこんでジックリと温めることも出来るのだろうが、行為中に冷めていくのだろう。

たとえば使っているオカズが「強盗に入った家の相手を思わず刺してしまい、ここまできたならばと犯していたら相手の体がドンドン冷えていき、この女の命は既に失われているということを肌で感じることとなった」といったものであるならばそれでも良かろうが、大抵の場合はそうではない。

こっちの体温ばかり上がっているのに尻の方は冷えていくというのはどうにもおかしい話だ。

カイロを貼り付けるとか電気毛布で包むとか色々試してみたが、なまじっかシリコンの塊が大きすぎるせいか中々に温めきれない。

理想オナホというものはまだまだ遠いところにある。

ジョークグッズ業界の今後の努力に期待したい所だ。

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