これだと単に、キツい仕事は賃金が高く、そしてキツい仕事は男性が担当することが多い、だから男性の賃金は女性よりも高い、といった話のように見えてしまうが、ゴールディンの言う時給プレミアムはそういっただけの話ではない。
時給プレミアムの肝はキツさではなく一山取引。詳しい説明は省くけど、いわゆる経済学で習うような完全競争市場というものには財の可分性が重要な条件になっていて、一山取引の場合は独占に似た価格の吊り上げあるいは逆に買い叩きが起き得る。そのため、たとえば10時間で終わる仕事があったとして、それがAさんBさん5時間ずつで分けてやることが難しいもので、どちらかが10時間担当しなければならないような仕事だと、それを請け負うことになる人は一山取引による賃金交渉力を雇用主に対して持ち得る。そうして生まれるのが時給プレミアム。これはキツい仕事、労働強度が高い仕事だから時給が高くなるというものとは異なる。長時間ほとんどただ待機するような労働強度の低い働き方であっても発生するものなのである。この一人で長時間やる方が効率的なものの典型は金融関係や法曹。
時給プレミアムが存在すると、世の中には長時間働きに出る人と、ほぼ働きに出ない人に分かれてくる。特に夫婦の場合に着目すると、両方が半分ずつの時間だけ働きに出るよりも、片方が長時間働きに出てもう片方が全部の家事をするという分担・特化をした方が有利になってくる。さらにここに歴史的な慣習というものが入ってくると、夫が長時間働きに出て妻が家事(とりわけ子育て)をするという形が作られ、それがまた慣習として固定化していく。そのような社会では女性はたとえ働きに出ても、長時間は働きに出られないため、得られる仕事は時給プレミアムのないものとなる。こうして男女の賃金を比較すると格差が発生することになるのである。
時給プレミアムは実はそう簡単な話ではないし、個人的には男女の賃金格差の一因ではあってもこれだけではパーツが不足しているとも思うが、少なくとも、キツい仕事は男性が担当し、キツい仕事は賃金が高い、だから男性の方が賃金が高いといった話ではないということだけは理解して欲しい。仮に仕事が可分性を持っていてそれで妻と半分ずつ仕事に出たとすると、妻が仕事に行く=家事子育てを夫もしないとならなくなるということなので、やるべきことに拘束され夫の余暇時間が持てないというキツさは仕事だけで拘束されているのと変わらずある。だけど、キツさは変わらないのに、仕事だけで拘束されている場合の方が賃金が高くなる、一人で長時間担当するような(そうでないと著しく効率性が落ちる)仕事の時給にはプレミアムが乗るというところが肝心要なのである。
労働の内容を問わず1日10時間働くことそのものがきついから 1日10時間働くのが男性ばかりならやはり男性ばかりきつい仕事をしているということだな
長時間ほとんどただ待機するような働き方であっても 長時間待機「しなければならない」仕事って普通にきついし誰でもやれる仕事じゃないけどな
女にできないきつい仕事だから男が主にやってるというニュアンスではないって話なんだが分かるかな
女が「やらない」きつい仕事だから男がやってるんだよね 長時間待機「しなければならない」きつい仕事も含めて
歴史的経緯で言えば「女がやらない」ではなく「女はやらせてもらえない」だったわけだけどな で、社会がそう成立してる中で、利益を最大化しようとした場合、男が働き女が家って形...
昔は炭鉱の中でモッコ運びしてる女性もいたんだけどね どこに行ったんだろうね
女は稼ぎたければ不動産の営業やりゃいいのに 稼いでるやつは軽く1000万超えるし男女の差はないどころか客はおっさんだから女のがやりやすいよ でもやらないのは結局ハードワークは...
再投稿は甘え
全く同じことは男にも言えるよな それこそ億のプレイヤーが普通にいるんだから「ヤレバイイノニ」な 男はそういう仕事選ばないよな なに甘えてんだかな
男女差別はなかったという結論でOK?
?? 日本語話せないいつもの増田?
あっ「いつもの増田」増田かぁ これは会話不能ですね
男は普通にそういう職業選んでるよ 視野が狭いね 不平不満をいうだけの性は
そうそう 働きたいのに働かせてもらえないの 出産後のキャリアからの離脱が賃金格差における重要なファクターであるなら 労基法における産後の二カ月労働禁止が一番の害悪 撤廃撤廃...
早く女の経営者が時給プレミアムのない会社作ればいいんじゃない まあ女の経営者だって長時間働いてくれる従業員雇うだろうけどね
そんな複雑な話を元増田が理解できるはずないだろ! もっと優しく解説してやれよ・・・
目の前にある10時間の仕事を10時間待機できないからゲットできない人がいる問題がまずあり、男女の話ではないんだよね。 家庭を持っていて「家事があるから帰ります」「育児があるか...