2023-10-01

追記:いろんな言語で「残業」)イタリア語日本語の「残業」の語感の違い

※せっかくなのでいろんな言語の「残業」をGoogle翻訳で調べてみました。原文のあとに続きます


この間NHKでやっていた「旅するイタリア語」で、

イタリア人は細かい時間はあまり気にしない。家に招かれたときはむしろ約束時間より遅れていくのが普通。唯一必ず守るのは終業時間

と語られていて笑った。

ところでイタリア語で「残業」はなんというんだろうとGoogle翻訳にかけたところ、

「laboro straordinario」

と出た。laboroは英語で言うlabor(労働)だが、straordinarioはextraordinaryに当たり、「臨時の、特別の」という意味らしい。

イタリア語では、残業は「臨時労働なのだ。「残っている仕事」ではなく、「特別に行う仕事なのだ

ちなみにstraordinarioには「異常な」という意味もある…

言葉が人の行動に及ぼしている影響は、思っているより大きいんじゃないだろうか。

明日から私も「今日は1時間臨時特別労働します」と言ってみたい。

追記)いろんな言語で「残業

Google翻訳+αで素人が訳しただけなので、ツッコミあればお願いします。

言語表現直訳
日本語残業残っている仕事
イタリア語laboro straordinario臨時の/特別労働
英語overtime超過勤務
ドイツ語Überstunden超過勤務
フランス語heures supplémentaires超過勤務
中国語加班勤務時間を増やす
韓国語야근夜勤

韓国語以外はみな時間を表す言葉が入っていて、仕事ではなく時間に重きを置いているのが印象的だ(イタリア語にも、副詞的に用いる「col tempo時間を超過して)」という残業表現がある)。

英語で「残代」は「overtime pay」なのである

韓国語では一般的に야근(「夜勤」の漢字から言葉)を夜勤でない日勤の残業意味で使うらしい。잔업(「残業」の漢字から言葉)も使うこともあるが、主に生産職などノルマがある仕事での言葉らしい。

なるほど、明確なノルマもないのに「残業」はおかしいのか(納得)

日本語にも「時間労働」などの言葉もあるので、不健全さが際立つ「残業」よりも、そちらを使っていこうと思った。一体何の外なんだ未だ労働時間の中だぞとは言いたいが。

私のlaboro straordinarioが皆さんの教養の足しになれば幸いである。

  • 例えば残業月二十時間だともうそれ定時がプラス一時間されてるじゃんと見る度思う

  • 増田の会社、給与明細に「残業手当」とか書いてあんの?

    • 横増田の会社のには書いてあるで

      • へー、残業って広く受け入れられてるけど慣用的な言い回しだと思ってた

    • うちはみなし残業契約だからそのまま「みなし残業手当」って項目があるな

  • タイ語 ทำงาน ล่วงเวลา 超過勤務の意

  • 日本語の残業って、定時後に会社に残って仕事を行うことだと思ってたんだけど違うのか (在宅勤務の場合はどうなんだとかはとりあえず置いておく)

    • 時間外労働 ニアリーイコール 残業 とすると 所定労働時間を過ぎて残った業務(を行うの)が残業なのでは

      • 業務が残ってても残業するとは限らんし、業務残ってなくても残業することあるで?

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