2023-01-11

30歳独身

1人で夕飯を食べていたら高校の友人から彼女への婚約指輪を買ったと報告された。

相手も知っている人なので「おめでとう」を投げかける。祝う気持ちと、寂寞の思いが入り交じりながら。

当方先日三十路突入したが独身極めりである

というか会社に入ってから付き合っていない。お陰で人を好きになるって……?みたいなレベルから始めないといけないかもしれない。

如何せんそこそこ充実はしている。ウマ娘だったり旅行だったり。今の生活彼女が入ったらどうなる?この自由生活が無くなってしまうのでは?とも思う。

不意に危機感に苛まれマッチングアプリを始めては見るものの、いいねなど来るはずもなくたまにマッチングしても会うに至ることもない。

そんなわけで独身独身でいいかと言い聞かせながら30歳に突入したのだが、正月休み高校友達グループと集まった。

かなり仲が良く毎年旅行に行ったり遊んだりしていたのだが、ここ数年は家庭を持つ奴が増えて年々集まる機会が減ってしまっていた。

遊ぶにしても彼女奥さん連れてきていい?みんなで集まろうよ!ってなったりもする。

いやもう気を遣わないお前らと遊びたいんであって、彼女とか奥さんかいたら変な気を遣うだろ!

お前らは変わっちまったなぁ〜!と言葉を投げかけはするが、実際のところ変わっていることが正常なのかもしれない。自分高校の頃から変わっていないことに対する強がりなのだろう。

社会人になると学生の時の友達と連絡取らないよ!という人もいる中で遊んでくれるだけ良いと考えるべきなのだろうか。

ただ、結婚式が、子供が、家が、と幸せそうな家庭を築き上げる友人達と集まる度に、高校時代に取り残されたままの自分はどうしようも無い寂寥感に襲われる。

付き合った報告や結婚報告で最後に心から祝えたのはいつだろう。

自分幸せじゃなきゃ、他人幸せを心からは祝えない。

こういうところがダメなんだろうな。

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