2022-09-07

流産した

39歳、既婚、1児あり(5歳)。

二人目については特に積極的だった訳でもなく、自然に任せていたらいつの間にか40手前になった。

年齢的にそろそろ厳しいし、PMS改善のためにもピルでも飲むかと思っていた矢先妊娠が発覚。3人家族前提の生活設計を立てつつあり、私自身も新しいことを始めようとしていたので正直嬉しさより戸惑いが大きかった。

それでもエコー確認できた胎児は可愛かったし、心拍を聞いたときは産まない選択肢はないと思った。

夫も喜んでくれた。すぐに新しい家族を迎える前提の生活について話し合った。

赤ちゃんはどこに寝かすか。

の子の世話はどうするか。

もう少し大きくなったら部屋割りはどうしよう。

少し先の未来からだんだん遠い未来まで。

そして昨日、心拍が聞こえず、流産という診断。

妊娠が発覚してここまで2週間。

まるでパラレルワールド体験した気分だ。

この2週間、私達は4人家族世界線に確かにいた。

40手前の妊娠身体への負担が大きいことが分かったので、今後は避妊しようと話し合って決めた。

からもう家族が増えることは限りなくゼロに等しい。それは自分達で決めたことで、これからも後悔することはないだろう。

それでも私がどうしようもなく泣けてしまうのは、多分「ありえたかもしれない4人家族」の世界に少しだけ触れてしまたからだ。

病院からの帰り道、帰宅する小学校を見て、この子も「生まれなかったかもしれない子供」なんだなと思った。それどころか私も「生まれなかったかもしれない子供」だ。その辺のおじいちゃんだってそう、みんなそう。

そう考えたらこの世のすべてが奇跡みたいに思えた。

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